「さかさ門松」の復活で地元・鳴尾と街づくりを~生活環境学科の学生が手作りの門松を商店街に飾りました
2007/12/22
かつて、西宮神社の周辺や鳴尾で行われていた「さかさ門松」を飾る伝統文化を復活させようと、生活環境学科の3年生65人が手作りの「さかさ門松」を作り、12月21日、通学路でもある鳴尾本町商店街に飾りました。
「さかさ門松」とは、えびす様が巡行される時に目を突かれることのないようにと、十日えびすの時期に門松の松を逆さまにする風習です。三宅正弘・生活環境学科准教授が授業「まちづくり論」の中で、門松を制作するワークショップを実施。学生たちが、それぞれがオリジナルのデザインで、松の枝にナンテンや松ぼっくり、紅白や金銀の水引をあしらった「さかさ門松」を作り、鳴尾本町商店街の街灯や協力していただけた商店に飾りました。この門松は2008年1月10日の本えびすまで飾ります。
学生たちは「松をさかさまにする門松は初めて知りました。いろんな伝統があるのだなと思いました」、三宅・准教授は「地域の伝統を知ることで、学生も、そこに住む人も街に愛着をもってほしいですね」「学生の作品飾りから始めましたが、これが地域の門松づくりにつながれば」と話していました。