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<日本語/English>武庫川女子大学で育った鳴尾いちごがかき氷になりました

2022/05/17

MWU's home grown strawberries used in making shaved ice.

 

武庫川女子大学教育学科が栽培している鳴尾いちごがかき氷になり、5月17日、阪神電車「鳴尾・武庫川女子大前」駅前の「武庫女ステーションキャンパス」にある「Lavy’s Cafe」で1日限定販売されました。

 

学生たちは販売当日、学校教育館屋上で赤く実ったいちご約120粒を収穫。獲れたてを店に持ち込み、下ごしらえまでお手伝いしました。いちごはソースやトッピングにアレンジし、氷好きの間で大人気の「ともちゃんのスイーツ氷Misuzu」とコラボして、鳴尾いちごの「いちごミルフィーユ氷」が完成しました。兵庫県千ケ峰からの天然水で作った氷はきめ細かく、カスタードソースやパイ、グラノーラなどを層状に積み上げた中に見え隠れするいちごの赤色が、”映え”効果を高めます。

 

販売に先立ち、学生たちがミニサイズのかき氷を試食。「冷たくておいしい」「いちごが甘い!」と、声をあげていました。販売は30食限定で、ほぼ予約で売り切れました。

 

武庫川女子大学がある鳴尾地区はかつて、いちごの産地として知られ、シーズンにはいちご狩りを楽しむ観光客でにぎわいました。戦後、生産者が激減し、伝統の鳴尾いちごが失われかけましたが、2012年から、武庫川女子大学教育学部の酒井研究室(酒井達哉教授)が「地域の歴史を受け継ぎ、教材として活用しよう」と研究を進めてきました。教育学部の学舎である学校教育館の屋上で、学生たちが「宝交早生」の栽培に取り組み、約560株を栽培中。地域の小学校に学生が出向いて鳴尾いちごをテーマに授業をしたり、苗をプレゼントしたりして、地域活性と地域文化の継承に活かしています。

 

酒井ゼミ4年生の神保美保子さんは「ゼミが決まった3年生の時からいちごの栽培に関わっています。鳴尾いちごは甘酸っぱく、明治時代から受け継がれた風味を感じます。地域の方にも鳴尾いちごを知り、好きになってもらい、多くの方に食べていただきたいです。鳴尾いちごを通して地域の方たちや子どもたちとつながっていけたらうれしいです」と話しました。

 

酒井教授は「コロナ禍でしばらくいちごを通した地域との交流がストップしていましたが、最近やっと、地元の小学生をいちご狩りに招待するなど、いちごを生かせる機会が復活してきました。鳴尾いちごを通して、地域の魅力を再発見してもらえたら」と話しています。

 

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