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<日本語/English>大学院建築学研究科景観建築学専攻の学生が、学術研究交流館の庭園の剪定に挑戦しました。

2022/06/24

A group of Graduate School of Architecture students took part in pruning.

 

大学院建築学研究科景観建築学専攻の修士課程1年の学生8人が6月11日、フィールドワークの一環として学術研究交流館の1階庭園「竹堂庭」と2階テラスの植栽の剪定を行いました。学生が同館の剪定を手掛けるのは初めてです。

 

学術研究交流館は鉄筋コンクリート造5階建て。建築学部の岡﨑甚幸学部長、天畠秀秋准教授が、吉田博宜・京都大学名誉教授、尼崎博正・京都造形芸術大学教授とともに設計し、2005年に竣工しました。現在はオープンカレッジや附属総合ミュージアムが使用しています。コンクリート打ちっぱなしのクールな外観に、玄関の竹や2階テラスからのぞく植栽が和の風情とみずみずしさを添えています。1階の庭園は本学の校祖公江喜市郎先生の雅号から「竹堂庭」と名付けられ、竹ともみじを中心に和風庭園を構成しています。コンクリートの外壁をバックに、外部からは見えず、ガラス張りの室内から楽しむように作られています。

 

フィールドワークは京都の庭造りの伝統を継承する野間造園の野間秀行さんが指導しました。学生たちはまず、植物の種類や、立体感や奥行きをもたらす手入れの方針についてレクチャーを受けた後、手入れ前の庭の状態をスケッチ。その後、1階「竹堂庭」の地面を覆っていたシャガ、トクサ、シダなどの下草を選定し、竹の葉などを掃除しました。最後に竹の本数を間引いたり、もみじを剪定したりして、うっそうとしていた庭をすっきりと整えました。さらに2階テラスのユキヤナギも剪定しました。

 

学生たちは枝の剪定や株の間引きの判断に悩みながらも、真剣な表情でハサミを入れ、全体のバランスや室内からの見え方などを観察しながら、丁寧に仕上げました。手入れ後、室内から「竹堂庭」をスケッチし、剪定前後の違いを確認しました。

 

岡﨑学部長は「庭園の奥行感や庭園を構成する要素のそれぞれの働きがはっきりしたことを実感できたと思います。非常に有意義な経験になりました」と話しています。

 

As a part of their fieldwork research, eight first year master’s students took it upon themselves in pruning the garden of “Takedo Garden” on the 1st floor.

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