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武庫川団地のシンボル「赤胴車」で、生活環境学科の学生たちがワークショップを行いました。

2022/07/02

武庫川団地の「赤胴車広場」で2日、生活環境学科まちづくりコースの授業「フィールドデザイン演習Ⅲ」を履修する3,4年生8人がランプシェードを作るワークショップ「赤胴車灯工房」を開催しました。9日にも開催します。

 

阪神電鉄とUR都市機構等が協力して開催する「赤胴車マルシェ」(7月9日 主催 日本総合住生活株式会社)の関連イベント。「赤胴車灯工房」は球形とテント型の2種のランプシェードを作るワークショップです。2日、9日の両日で作成したランプシェードは9日夜のイベント「ナイトピクニック」で赤胴車の車内や広場に飾り付け、電池式のキャンドルをともします。

 

ワークショップは小学生以上を対象に参加を呼び掛け、全6回がすべて予想を上回る人気ぶり。2日は親子や家族連れが参加しました。球形のランプシェードは、膨らませた風船に麻縄を巻き付けてのりで固め、固まったら風船を抜いて仕上げます。参加者は学生の指導を受けながら巻き方を工夫したり、親子で協力してのりを塗ったり。母親と来ていた西宮市の中学2年生は「巻くのが難しかったけど、意外にきれいにできてうれしい。来週も来て灯りをともすのが楽しみです」と話していました。

 

フィールドデザイン演習はフィールドワークを通して地域の課題解決や魅力創出につながる企画を提案する実践型の授業です。今回、学生たちは阪神電鉄とUR都市機構の協力を得て、武庫川団地をフィールドに調査を実施。長く地域の足として活躍した阪神武庫川線の「赤胴車」の車両が武庫川団地の広場に設置され、地域のコミュニケーションスペースとしてオープンして7月で1年になることから、「武庫川団地及び赤胴車の活性化」をテーマに据え、高齢化やコロナ禍等の影響で地域の交流が減っている現状の課題解決を目指しました。

 

学生たちは「住民同士が戸外で交流する」ことを軸にイベント案を検討。大人も楽しめるよう、灯りをともして楽しむ夜のイベントと、ランプシェードを手作りするワークショップを組み合わせました。材料をそろえるなど準備を進め、Instagramで情報を随時発信。会場では両日とも、最近注目されているフィンランド発祥のスポーツ「モルック」も同時開催します。

 

生活環境学科4年の占野早苗さんは「武庫川団地は緑が多くて散歩したり、公園で遊んだりできる場所が多く、魅力がいっぱい。ワークショップやモルックを通して地域の人たちが交流し、団地の魅力を再確認する機会になれば。たくさんの人が関心をもってくれてうれしい」と話しています。

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