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食物栄養科学部の学生による「2022学内レシピ・コンテスト 第一次審査会」が行われました。

2022/08/09

管理栄養士・栄養士を目指す食物栄養学科・食生活学科、食創造科学科の2・3年生16人による冷凍弁当のレシピを考案する「学内レシピコンテスト 第一次審査会」の調理実習会が、8月6日、健康科学館で行われました。学生たちは、本年6月にガイダンスを受け、各グループで考案したレシピの調理を行い、作品の出来栄えの評価を受けました。

 

このコンテストは、冷凍弁当製造会社(株)ティーケーシン(西宮市鳴尾浜)が発売する冷凍弁当のレシピを開発し、「おいしい、バランスの良い手作りごはんで、健康寿命を延ばそう!」をテーマに、学生が、ひとに食べる喜びを再想起させるレシピを考案します。今回のレシピの条件は、20~30歳台の女性が抱える健康問題の便秘や美肌・美髪、伝承すべき行事食の新たな提案等がテーマとされ、栄養量やコストの制限、調理の簡便性等の基準がつけられています。コンテストは、第一次審査会と第二次審査会があり、第一次では実際に調理された作品の出来栄えの評価、第二次では作品の写真を取り込んだポスター発表による審査が行われます。

 

今回の第一次審査会では、新型コロナ変異株の感染拡大に伴い、試食は実施せず、作品の出来栄えを見てのみの評価となりました。

 

審査には、食創造科学科 松浦寿喜学科長、同学科 中村衣里助教、管理栄養士 市川理那さん(福田ゼミ研究室の卒業生)、(株)ティーケーシン専務取締役 福本正也さん、同社メニュー開発担当 安見博志さん、同社製造部 飛家希美香さん、(食物栄養科学部 高橋享子学部長、食物栄養学科 林宏一学科長は、公務のため欠席)らが参加し、学生が調製したレシピ作品を見て採点しました。

 

松浦学科長は「レシピは見た目の良さが大事」、福本専務取締役は「学生さんの発想はユニークで参考になる」、市川さんは「かつて第5回透析食レシピ・コンテスト全国大会で最優秀賞を受賞した時のメンバー間での意見の衝突を思い出したが、出展する側とは違った学びがあった」と講評しました。

 

高得点を取得した食物栄養学科3年の一木彩乃さんは「4班は、2年生と3年生の混合チームですが、連携をとり、何度も試行錯誤を重ねたので、苦労した甲斐があった」と喜びを語りました。指導にあたった福田也寸子教授は、「最終的には第一次審査会と第二次審査会の両方の合計点で優秀作品が決定されます。第一次審査は、あくまでも五分の評価、第二次審査のポスター発表で、逆転の可能性があるので頑張るように!」と学生へエールを送りました。第二次審査会は、9月3日に行われる予定です。

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