<日本語/English>食創造科学科食品科学研究室の豆腐を用いた食べられるインクの開発研究がJournal of Food Engineeringに掲載されました。
2022/08/23
A research by Department of Food Sciences and Nutrition was published in the Journal of Food Engineering.
English below.
食創造科学科食品科学研究室(有井教授)が取り組んでいる、豆腐を用いた食べられるインクの開発に関する研究成果がJournal of Food Engineeringに掲載されました。
食品科学研究室では、長年培ってきた豆腐研究の知識と技術を活かして、食べられるインクの開発に取り組んでいます。食べられるインクの開発は、食品用3Dプリント技術の課題の一つです。本研究では、豆腐とデンプンを混合したインクにおいて、高い構造構築能に必要な条件を示し、インクの栄養バランスの重要性についても提言しています。
有井教授は、「食における3Dプリント技術は食が抱える様々な問題を解決できると期待されています。完全栄養食という形のインクを作りたい。実用化に向けては、まだまだ乗り越えるべき課題がありますが、一つずつ解決していきたい」と語っています。
なお、本研究は、村上くるみさん、宮本歩実さんが卒業研究で取り組んでくれたものをまとめたものとなります。また、研究の一部は文部科学省科学研究費補助金基盤(C)22K02191で実施されました。
The results of research on the development of edible ink using tofu, created by the lab run by Professor Arii was published in the Journal of Food Engineering.
At the Department of Food Sciences and Nutrition, they have been working on the development of edible ink by utilizing the knowledge and technology of research on tofu that has been the topic of cultivation over the years. Manufacturing the edible ink was one of the challenges of 3D printing technology for food. Through the study conducted, the conditions necessary for high structure-building ability in the ink mixed with tofu and starch was established. This led to identifying the importance of the nutritional balance of the ink used.