武庫川女子大学附属総合ミュージアムで登録博物館登録を記念した秋季展「女子学生は何を学んだのか」を開催中。
2024/10/04
English below.
武庫川女子大学附属総合ミュージアムは、2024年7月11日付で博物館法による登録博物館(総合博物館)になりました。これを記念し、明治期から昭和戦後期までを対象に、所蔵する教育標本資料を展示する秋季展「女子学生は何を学んだのか」が10月2日より始まっています。12月4日まで。
展示するのは、実際に授業で使われた教材や教科書、裁縫人形、有職人形などの教育標本資料約75点。
「辯護士礼服」「看護婦服」などの裁縫雛形は、実物の約3分の1の大きさで製作されており、少ない材料で効率的に裁縫を学ぶ、当時の社会的背景を感じることができます。
生物の授業等で用いられた、動物標本「トキ」「カモノハシ」は、大学間包括連携を結ぶ奈良女子大学から借用し、展示。女子が高等教育を受けることが珍しかった時代に、希少性の高い標本が使われていたことを伺い知ることができます。
ミュージアムでは「当時の講義や調査研究の現場で活用された実物を鑑賞することで、時代に即した調査研究や、往時の学生たちの学びを直接的に体感できます」としています。
詳細は下記の通り。
入場料:無料
会期:2024年10月2日(水)~12月4日(水)
開館時間:平日10:00~16:30
土曜10:00~15:00
閉館日:日曜(ただし、10月6日、10月13日は開館します)
場所:武庫川女子大学学術研究交流館5階ギャラリー
協力:奈良女子大学
秋季展の展示物に関連し、講演会を開催します。
講演会:2024年10月19日(土) 13:30~15:00(開場13:00)
「奈良女子大学所蔵の教育標本資料について」
講師 宮路淳子さん(奈良女子大学)
詳しくは、武庫川女子大学附属総合ミュージアムのホームページをご覧ください。
Mukogawa Women's University Museum became a registered museum under the Museum Act as of July 11, 2024. To commemorate this event, the Autumn Exhibition “What Did Students Learn?" was held.
On display are approximately 75 educational specimen materials, including teaching materials, textbooks, and dolls that were actually used in classes.
As the museum states, “By viewing the actual specimens that were used in lectures and studies at the time, visitors can directly experience the research and studies that were in line with the times and the learning of the students of that era."