「女子大学におけるキャンパスの多様性」をテーマに京都女子大学と合同SD研修を開催しました。
2024/12/12
English below.
SDに関する連携協定を締結している京都女子大学と本学は12月6日、武庫川女子大学で合同SD研修を実施しました。2017年の協定締結以来、担当校を交替しながら年に一度、実施しています。
今年度は「多様性(ダイバーシティ)」について学び、現状の課題や今後のあるべき姿について意見交換を行うことを目的に、「女子大学におけるキャンパスの多様性について考える」と題して開催。前半は「セクシュアリティ」、後半は「障害」をテーマにグループディスカッションを行い、前半は本学教育総合研究所の中尾賀要子准教授、後半は学生サポート室の森和美コーディネーターが講師兼ファシリテーターを務めました。
本学から事務局長をはじめ22人、京都女子大学からは17人が参加。幅広い部署、年代の職員が7つのグループに分かれ、活発な意見交換を行いました。
講師は「女子学生を外見だけで判断せず、それぞれが様々な価値観や考えを持っていることを理解してほしい」「自らの価値観だけで判断せずに対話を通した相互理解が大切」と話し、参加者からは「変化し続けているセクシュアリティについての最前線の話を伺うことができとても勉強になった」「自分の中では障害を認識していないことでも、多くの配慮によって日常生活を過ごすことができているのだとハッとさせられた」「沢山の気づきを与えてもらった」「また機会があれば参加したい」などの感想が聞かれました。
最後に、本学の私市佐代美事務局次長が「今日はセクシュアリティや障害の視点から多くの学びを得たが、この研修をきっかけに、外国人や年齢など『多様な人が学ぶ大学』のあり方やその可能性について、職員一人ひとりが考えを深めていただきたい」と呼び掛けました。
この合同SD研修は今後も職員の能力開発の一環として継続する予定です。
Mukogawa Women's University and Kyoto Women's University, which have a collaborative agreement held a joint SD (Staff Development) training session at Mukogawa Women's University on December 6th. This annual event has been held since the agreement was signed in 2017, with the participating universities taking turns as hosts.
This year's session, titled "Considering Diversity on Campus in Women's Universities," aimed to learn about diversity and exchange opinions on current challenges and future directions. Divided into two parts, the first half focused on "sexuality" and the second half on "disabilities." Group discussions were facilitated by Associate Professor Yoko Nakao of the University's Educational Research Institute for the first half and Coordinator Kazumi Mori of the Student Support Office for the second half, who both served as lecturers and facilitators.
A total of 22 participants from Mukogawa Women's University, including the Executive Secretary, and 17 from Kyoto Women's University attended the event. Staff members from various departments and age groups were divided into seven groups for discussions.