大阪・関西万博を前に、生活環境学科の小林綾佳さん(2025年3月卒)が水都・大阪を巡る新しいクルーズ船の命名者に。
2025/04/03
4月13日に開幕する大阪・関西万博に向け、水都・大阪を巡る新しいクルーズ船の命名者に、武庫川女子大学生活環境学科三宅ゼミ(三宅正弘教授)の小林綾佳さん(2025年3月卒)が選ばれ、「セレーネ」と命名しました。船は大阪で観光遊覧船を運航する一本松海運(本社・大阪市北区)が新造船を計画し、エンジンはトヨタ自動車が開発したハイブリッドを観光船として初めて搭載したもので、今春からお目見えします。
小林さんは三宅教授のゼミで3年生の時から、三宅教授が手がける自分たちが暮らす身近な街を船から見てみようという取り組みで、豊中市の神崎川クルーズや浪速区の木津川・道頓堀川クルーズのプロジェクトに参加し、卒業研究では子どものころから慣れ親しんだ淀川のクルーズの魅力を伝える研究に取り組みました。昨年10月には大阪市浪速区の100周年(2025年)プレ事業として開催された道頓堀川・木津川クルーズに参加し、「歴史だけでなく、カフェやホテルと新しい景観が生まれていることを実感しました」と話していました。
水都・大阪を巡る様々なクルーズ船の観察をする中で、新造船を計画した「一本松海運」から命名の依頼があり、「セレーネ」に決定しました。「セレーネ」はギリシャ神話の「月の女神」で、小林さんは「船体の色味から着想しました。関西・大阪万博が成功しますように。また、この船が安全に末永く人ともにあることができますように、という願いを込めました」と話しています。
小林さんと三宅教授は3月27日、一本松海運の一本松榮社長とともに「セレーネ」の試乗を行いました。