社会情報学科の学生が顧客満足度調査をもとに、阪神電鉄に施策提案を行いました。
2025/07/23
社会情報学科情報メディア専攻1年生144名が受講する「プロジェクト演習入門」は、阪神電気鉄道株式会社と連携したPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)です。
学生たちは4月に阪神電鉄担当者から話をきいて阪神電鉄の歴史や現状について学んだうえで、5月からは専門機関や阪神電鉄がこれまでに行った顧客満足度調査をはじめとしたさまざまなデータをもとに、阪神電鉄の現状についての考察を深めました。さらに、自分事として考えるために、自分たちを対象とした調査も実施、5~6名のグループにわかれて、阪神電鉄の満足度を向上させるための提案を考えました。
2025年7月15日に実施した阪神電鉄担当者への発表会では、6グループが「駅構内の電光掲示板表示の改善提案」「子育て世帯の安心を高める車内ラッピング提案」「地域密着電鉄を目指したSNS発信の改善提案」などをプレゼンテーションしました。6グループの発表後、阪神電鉄担当者から「利用者の満足度だけでなく、非利用者の満足度もあげることで沿線価値を高めるという発想は刺激的だった。皆さんの提案はどれも新鮮でこれから活かしていきたい」とのコメントがありました。
学生からは「阪神電車の人からの、新鮮な提案で活かしていきたいという言葉は、自分のアイデアに自信を持ってよいのだと感じられてうれしかった」「この3か月間、阪神電車の改善点や他社のよいところなどをずっと模索していました。今まで考えたことない視点で電車に乗っていたので、楽しかったです」などの感想があり、大学に入って初めての社会連携プロジェクトは充実したものとなったようです。




