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大学院建築学専攻の鈴木沙菜子さんが日本建築学会近畿支部研究発表会で優秀発表賞を受賞しました。

2025/09/22

武庫川女子大学大学院建築学専攻1年 鈴木沙菜子さんが、6月28日、29日に大阪工業技術専門学校で開催された日本建築学会近畿支部研究発表会で、優秀発表賞を受賞しました。昨年度の本学建築学科での卒業研究をまとめて口頭発表したもので、発表題目は、「正規・非正規な配置の一般化ミウラ折りによる幾何学的形状生成」です。

 

太陽光パネルや地図に応用される「ミウラ折り」の折り方は、俯瞰的にみると平面的に折り畳まれます。一方、缶コーヒーの表面などに使用される、三角形の凹凸「吉村パターン」は、立体的に折り畳まれ、最終的に閉じた筒状の形状となります。鈴木さんの卒業研究は、これらの折り方を一般化し、それらの幾何学的パターンを組み合わせて、屋根と壁が一体となった大空間建築の設計を提案しました。近畿支部研究発表会での口頭発表では、自身の卒業設計「幾何学的なリズムが折りなす―双対な四辺形で構成された折り紙展開構造の大屋根空間-」を結論として紹介し、卒業論文で得た知見を卒業設計に応用したことが高く評価されました。

 

鈴木さんは優秀発表賞の受賞にあたり、「学部1年次の空間表現演習で「紙と力」の課題に取り組みました。その際に折り紙構造の分野に興味を持ち、卒業論文では『一般化ミウラ折り』について研究を行いました。卒業設計ではミウラ折りと砂時計パターンを組み合わせた幾何学的な模様をもつ、折り紙展開構造を応用した大空間建築を設計しました。自分の興味を深めることができ、また、このような形で評価をいただけたことを大変うれしく思います」と話しています。

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