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「健康科学連携教育フォーラム」が行われ、健康について学ぶ3学科の1年生が先輩の話に耳を傾けました。

2025/10/07

2025年度の「健康科学連携教育フォーラム」が9月16日、健康科学の分野で活躍する各学科の卒業生3名を招いて、中央キャンパス・公江記念講堂で開催されました。本学で健康について学ぶ3学科(健康・スポーツ科学部健康・スポーツ科学科、食物栄養科学部食物栄養学科、薬学部健康生命薬科学科)の1年生が受講し、「私の学生時代と今―健康科学を学ぶ―」をテーマとした先輩の話に耳を傾けました。

本学では、「健康」を専門とする3学科がカリキュラム面で連携する「3学部3学科連携教育プログラム」を実施し、健康についての幅広い知識を習得したスペシャリストを養成しています。このフォーラムは基礎・専門教育への導入教育として毎年この時期に行われており、3学科の1年生が「健康科学連携教育フォーラム」を受講し、「健康科学」に関連した学部・学科で学ぶ自覚・意欲を高めています。

まず、フォーラムの開催に先立ち、司会の中西匠 健康・スポーツ科学科長が「各学科の専門授業は専門性が高いものの、『健康』は多様な分野にわたるため、このフォーラムは視野を広げる目的で、関連するが異なる分野の話を聞く場です。特に自分の所属学科以外の先輩の話を聞くことは、貴重なきっかけになります」と、開催の目的などを説明しました。

続いて、髙橋享子学長が「このフォーラムは2003年度にスタートし、20年以上継続していますが、この20年間で『健康』という考え方が大きく変わりました。最近ではSDGs(持続可能な開発目標)の目標3『すべての人に健康と福祉を』にある達成目標のひとつ『すべての人がお金の心配をすることなく、基礎的な保健サービスを受け、値段が安く、かつ質の高い薬を手に入れ、予防接種を受けられるようにする』、つまり『ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)』が、『健康』の考え方です。今回のフォーラム、そして『健康科学Ⅰ』『健康科学Ⅱ』の履修を通して、みなさんが幅広い専門性を身につけ、社会に飛び立つ力を身につけてほしいです」と受講生に語りかけました。

さくら整骨鍼灸院、アシヤノ鍼灸整骨院に勤務する秋田あゆ美さん(2014年文学部健康・スポーツ科学科=現・健康・スポーツ科学部健康・スポーツ科学科=卒業)は、現在の仕事内容や、スポーツ現場での活動内容を話し、「特にスポーツ現場では、専門家と連携することでより良いサポートができると考えています。連携するためには共通理解が必要なので、大学で『健康科学』を幅広く学んだことがとても役に立っています。悔いのない学生生活を送るために、やってみたいことに一歩踏み出して挑戦してほしいと思います」とアドバイスをしました。

マルコメ株式会社で管理栄養士として勤務する出立江里子さん(2022年生活環境学部食物栄養学科=現・食物栄養科学部食物栄養学科=卒業)は、現在の仕事において、大学での学びがどのように活かされているのか、また運動・医薬品といった関連分野の知識の必要性について具体例を交えて説明し、「自分の専門外にも興味を持ち、視野を広く持って学ぶことは、最終的に自分自身の成長や武器になると思います。4年間しかない大学生活で、さまざまなことを経験・挑戦して、自分の可能性を広げてほしいです」とエールを送りました。

株式会社新日本科学PPDでCRA(臨床開発モニター)として勤務する實松萌夏さん(2024年薬学部健康生命薬科学科卒業)は、学生時代の経験、そして大学卒業後から入社までの半年間の経験を語り、「大学で学んだ医薬品の知識やアルバイト、留学の経験が、今の仕事に繋がっていると実感しています。今できることが何かということを模索しながら『とりあえずやってみる』精神で、この学生生活を充実させてほしいと思います」と話しました。

続くディスカッションパートでは、他分野との連携の重要性、また学生時代の思い出や課外活動の経験が、現在どのように活かされているかなどについて、3人が改めて自らの経験をもとに話をしました。

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