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環境共生学部の教職員を対象に、奈良女子大学の久保博子工学部長を招いた講演会がオンラインで開催されました。

2025/12/03

環境共生学部の教職員を対象にした講演会が11月26日、奈良女子大学の久保博子工学部長
らを招いて、オンラインで開催されました。本講演会は、独立行政法人大学改革支援・学
位授与機構の「大学高専機能強化支援事業学部再編等による特定成長分野への転換等に係
る支援事業」に採択された取り組みのうち、「他大学との連携を通じて理系教育や入学者
確保のための取り組みを行う」に該当するものとして実施されました。


冒頭、奈良女子大学の山内茂雄副学長は、「包括連携協定を締結する武庫川女子大学と新
たな連携を創り出す情報共有の機会にしたい。相互に理解を深め、新たな発想で人材教育
を進めたい」と挨拶。続いて、久保工学部長が、「奈良女子大学工学部設置に見る工学系
の女子学生」というテーマで、40分にわたって話しました。


久保工学部長は、「日本は、諸外国に比べて理系分野の女性比率が極めて低く、理学や工
学に進むのは全体の3割を下回っていること」「社会的な要請を認識しながらも求められ
る人材を輩出できていないこと」への気づきから、工学部を開設するまでの経緯について
紹介しました。工学部の教育方針は「主体性」「STEAM教育」「リベラルアーツ」を掲げ
ています。これは、産業界が学生に専門知識や専門技術ではなく、主体性、実行力、課題
解決力を求めていることに由来しており、工学部がPBL、専門教育、リベラルアーツの融
合カリキュラムにした大きな理由にもなっています。


講演会後の質疑応答では、環境共生学部の青野光子学部長、清水夏樹教授、田島右副教授
から、学生の評価や指導法、企業との連携などについて質問がありました。久保工学部長
からは、それぞれに対して丁寧な回答があり、「(奈良女子大学工学部も)手探りで進め
てきた3年間だった」と実感を込めた言葉で締めくくられました。講演会は、開設して間
もない環境共生学部が目指す方向性について参考となる貴重なFDとなりました。

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