NEWS

「MUKOJO未来教育プログラムSOAR(ソアー)」の導入講義が6日、全新入生を対象に実施されました。

2026/04/06

女性活躍総合研究所による「MUKOJO未来教育プログラムSOAR(ソアー)」の導入講義が6日、全新入生を対象に中央キャンパス公江記念講堂で実施されました。「SOAR」は、2022年度に始まった本学独自の「基盤教育プログラム」の通称であり、英語で「飛翔する、舞い上がる」を意味します。プログラムを通じて学生が躍動し、羽ばたいてほしいという願いが込められています。教育学部の中村明美教授が「セクシャリティーとジェンダー」、経営学部の高橋千枝子教授が「キャリアデザイン」、女性活躍総合研究所の中尾賀要子所長が「ライフプラン」について計80分の講義を行いました。

 

中村教授は、セクシャリティーやジェンダーの定義から説明。「セクシャリティーは、人間を理解する包括的な枠組み。女性という性別に、同一感がある人もいれば、違和感がある人もいる。異性愛が普通と思っていても、同性愛の人もいれば、対象が異性にも同性にも向かない人もいる。人の性のあり方は多様で二択ではない」「『女の子はかわいく』『男の子はたくましく』といった性別に期待されるジェンダーは、生き方に影響を及ぼし、そこから思いこみにとらわれると、女性・男性ともに生きづらさにつながる」。「皆さんには、『私は、どう生きたいか』ということを考え、心が向くところに自分のペースで行ってほしい。可能性を心から応援しています」と述べました。

 

高橋教授は、日本のジェンダーギャップ指数が世界148カ国中118位と低く、政治や経済分野で女性進出が遅れている現状や、男女の管理職比率、賃金格差をデータで見せました。女性管理職の少なさ、賃金が高い職種に女性が少ない結果、男女の賃金格差につながっていると説きました。「性別や役割の固定化は、男女どちらの役割も狭めることになる」と警鐘を鳴らし、多様性を認め合う社会やAI時代の到来、人生100年時代を見据え、「キャリアは一本道ではない。大学での学びだけでも安定ではない。自分の人生を自分で選びとること、主体的で柔軟なキャリア設計。長期的視野に立って、有意義な大学生活を送ってほしい」と呼びかけました。

 

中尾所長は、新入生に「未来予想図を具体的に考えたことがありますか」「大学生活で明確な未来予想図が描けると思いますか」と問いかけ、配布したハンドブックの表裏を用いてYESかNOかで答えさせました。大学時代に、人権リテラシーや歴史リテラシー、自立リテラシーを身に付けてほしいと言い、「受援力」を身に付ける大切さを語りました。「教えてほしい、助けてほしい、手伝ってほしいと声をあげ、人とのつながりを持つことは弱さではなく、賢さです。困った時は、先生や友人、キャリアセンターや学生相談センターなどを頼ってほしい」と言い、「人生は正解のない問いの連続ですが、あなたが人生のオーナー。自分の人生のハンドルは自分が握る。そして社会もそれを支える新しい時代がきている」と力強い言葉で締めました。

 

今回は導入講義でしたが、「SOAR」は、共通教育科目「SOAR人生をきり拓(ひら)く力」(全15回)として前期、後期に開講します。受講後、学生からは様々な感想が聞かれました。「人との関わりや社会に影響されて自分の価値観が形成されることがわかりました。自分と向き合い、考えを深めたい」(環境共生学部環境共生学科)、「自分は何者なのか?といった、セクシャリティーについて一人で考えることが多かったですが、みんなも考えることなのだなと気づけた」(文学部英語グローバル学科)。ほかにも、「新学期早々の講義で、自分のやりたいこと、自分第一で大学生活を送ろうという思いになれた」「女子大学として歴史を持つ本学ならではの講義。男性にも知ってほしいことばかりで、共学化しても続けてほしい」(いずれも社会情報学部)という声もありました。

MUKOJO SNS

  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のFacebook
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のtwitter
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のLINE
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のinstagram
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のyoutube
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のtiktok
CLOSE