地域創生を目指すコンビニエンスストアを構想する「ローソンプロジェクト」で、武庫川女子大学附属高校の生徒が明舞団地(神戸市・明石市)で住民アンケートを行いました。
2026/07/31
2050年の未来社会の課題を解決し、地域創生を目指すコンビニエンスストアを構想する武庫川女子大学の産学連携プロジェクト「ローソンプロジェクト」で、武庫川女子大学附属高校の生徒が店舗建設候補地の「明石舞子団地(以下、明舞団地)」(神戸市・明石市)で住民アンケートを行いました。団地が抱える課題を理解するとともに、団地でのローソン店舗の構想に生かしていきます。
明舞団地は、神戸市垂水区と兵庫県明石市にまたがる南北約3㌔、東西約1㌔、約197㌶のニュータウン。昭和30年(1955年)代から40年(1965年)代にかけて兵庫県と兵庫県住宅供給公社が開発し、昭和39年(1964年)に入居を開始した県内最古のニュータウンのひとつ。「オールドニュータウン」と呼ばれ、住民の高齢化や人口減少が進みつつあり、兵庫県などによる活性化に向けた取り組みが行われています。
団地住民へのアンケートは、兵庫県まちづくり部公営住宅整備課の協力のもと、6月17日に明舞団地で開催した「明舞団地フィールドワーク」の実習として行われ、附属高校の3年生26人が参加。ローソンの店舗建設候補地を視察した後、グループに分かれて団地内を歩き、住民に声をかけて話を聞きました。
アンケートでは、「団地の印象(良い点、課題点)」、「ふだんの生活での困りごとや課題」、「団地に求められているもの」などについて質問を行い、住民からは以下のような回答がありました。
まず、団地の印象については、「自然が多く過ごしやすい」、「子育てがしやすい」、「買い物が便利」とする一方で、「高齢化が進んでいる」、「活気がない」という声が聞かれました。
また、ふだんの生活での困りごとや課題については、「高齢化のため移動や買い物が大変」、「近くに便利な店が少ない」、「交流や集まる場所が少ない」、「坂が多い」などの声があり、このため、近くで買い物ができる店舗環境や団地内を移動しやすい仕組み、世代を超えた交流の場の開設などを求める意見が目立ちました。
さらに、団地を再生、活性化させるためには、地域交流(祭り、運動会等)の開催や若い人たちの移住が必要とし、世代間・同世代交流を活性化させるための策として、交流拠点やファストフード店の開設やイベントの開催を求める声もありました。
附属高校では、今回の住民アンケート調査の内容を一緒にプロジェクトを進める武庫川女子大学経営学部、ローソンなどと共有し、明舞団地でのローソン店舗構想に生かしていきます。中原知子附属中学高校教諭は「 今回の訪問や住民の方々へのインタビューで得た学びをさらに深め、少しでも良い提案ができるよう、生徒とともに取り組んでいきたい」と話しています。
今回の附属高校生徒のアンケート調査について、兵庫県まちづくり部公営住宅整備課の一橋知樹副課長は「兵庫県ではオールドニュータウン再生のモデルとして、明舞団地の活性化に取り組んでいます。オールドニュータウンの活性化には行政の取り組みだけでなく、若い世代の視点や行動が重要です。学生の皆さんの活動が明舞団地のさらなる活性化につながることを期待しています」と話しています。







