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ラビーの絵本が誕生! 学内公募で制作した「うさぎのラビーといろきりばさみ」が刊行、作者の学生らが記者会見し、新聞記事にもなりました。

2008/10/30

 本学のキャラクター・ラビーを主役にしたストーリーを学生・生徒・園児・教職員や卒業生から募集するアイデア・コンペで最優秀賞に選ばれた大学院生の作品が絵本『うさぎのラビーといろきりばさみ』(発行:武庫川女子大学出版部、A4変形版16ページ、1,050円)=写真右=として刊行、10月30日から発売されました。

 2009年に創立70周年を迎える武庫川学院では記念事業の一環として昨秋、武庫川女子大学のキャラクター「Lavy(ラビー)」を学内公募で制作しました。今年1月、ラビーを主役にした絵本のストーリーを学生・生徒・園児・教職員や卒業生から募集するアイデア・コンペを実施。そのコンペで最優秀賞に選ばれた大学院 薬学研究科薬学専攻2年の鄭婀美(てい・あみ)さんの文章に、イラストレーターの舩引亜樹(ふなびき・あき)さんが絵を描いた作品が絵本『うさぎのラビーといろきりばさみ』になりました。

 ストーリーには、日常の何気ない光景に幸せや美しさ、夢を感じてもらいたいという作者の思いが込められています。<黒うさぎのラビーの宝物は『いろきりばさみ』。色を切り取る不思議なはさみです。例えば青空を切り取ってワンピースに。夕暮れ空を切り取って帽子に。四季折々のいろいろな色をラビーはチョキチョキ切り取ります。ラビーが、最後に切り取るものは・・・?> 

 鮮やかな色彩と詩的な文章でつづる、子供から大人まで楽しめる絵本に仕上がっています。絵本は西宮市内の全ての幼稚園に寄贈し、今後は点訳絵本、目の不自由な子供が触れて楽しめる「さわる絵本」、英訳本なども発行。さらには、音楽学部の畑儀文教授が考案した絵本オペラにもして公演する予定。絵本オペラは大きな絵本を見せながら、少人数の歌手がピアノと打楽器の伴奏に合わせて歌うオペラです。

 絵本は丸善(丸の内本店、なんばOCAT店、八尾アリオ店、日本橋店、名古屋栄店、岡山シンフォニー店、福岡ビル店)、「Amazon」の通販サイト(http://www.amazon.co.jp/)、武庫川女子大学ブックセンターで販売、武庫川女子大学出版部(電話0798-45-3522)では電話での注文にも応じます。

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 鄭さん=写真中の中央=、舩引さん=同左=と附属幼稚園の水谷孝子園長=同右=は10月28日午後、西宮市記者クラブで記者会見して、絵本の刊行を発表しました=写真左=。

 鄭さんは「ささやかな日常の中に綺麗な色を切り取って、ワンピースにでもあつらえられたらいいのにという昔からのほのかな夢を、自分の代わりにラビーにかなえてもらうことにしました。この絵本が、読んだ人のココロの奥にしまわれている“いろきりばさみ”の存在を思い出させるものになれば嬉しいです」と作者の思いを話しました。舩引さんは「鄭さんの文章はとても色彩豊かで、耳に心地よいさわやかな詩のようでした。絵を描くうえで重要視したのは、ページをめくるごとに変わる色の美しさと、ラストの虹のページです。チャーミングなラビーの表情や仕草を描くことは、とても楽しい作業でした」と振り返りました。

 ラビーの絵本刊行は、朝日新聞の同月29日付、読売新聞の同30日付のそれぞれ朝刊阪神面の記事で紹介されました。

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