兵庫県芦屋市の谷崎潤一郎記念館の管理・運営を、本学など4者の事業連合が担当することになりました。
2008/11/26
兵庫県芦屋市は11月26日、市内にある谷崎潤一郎記念館=写真=の指定管理者に、本学と読売新聞大阪本社、中央公論新社、大阪よみうり文化センターの4者でつくる事業連合を選んだと発表しました。12月の定例議会に提案、可決されれば、事業連合は2009年4月から5年間、同館の運営・管理にあたります。
芦屋市は06年から同記念館の管理・運営を民間に委ねる指定管理者制度を導入しています。来年度からの管理者に、本学などの事業連合が応募した結果、「事業内容、総合的な施設管理計画が優れている」として、管理者に選ばれました。
事業4者は「大学、新聞社、谷崎とゆかりの深い出版社の特性を生かし、活字文化の振興を図るとともに、地域に貢献する」ことにしています。
谷崎潤一郎記念館(芦屋市伊勢町12-15 )は1988年、「細雪」「春琴抄」「痴人の愛」などの作品で知られる文豪・谷崎潤一郎に関する資料の保存と公開、業績の顕彰を目的に開館されました。谷崎研究で知られる本学日本語日本文学科の辰巳都志教授が同館の副館長を務めています。