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動画で紹介。東京センター開設を記念して、講演会「東の帝国ホテルと西の甲子園ホテル~近代建築の巨匠 フランク・ロイド・ライトの足跡」が帝国ホテルで開催されました。

2009/01/20

 武庫川女子大学の東京センター開設を記念して、講演会「東の帝国ホテルと西の甲子園ホテル~近代建築の巨匠 フランク・ロイド・ライトの足跡」が1月17日午後、帝国ホテル3階「雅の間」で開催されました。ライト研究家や本学教員らがライト建築の魅力やホテル文化について語り、満席の約100人が熱心に耳を傾けました=写真左=。

 講演会の様子は、このホームページの動画ニュースのコーナーでも紹介しています。 

 近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトが帝国ホテルの旧本館を設計、ライトの愛弟子・遠藤新がライトの意匠を引き継いで本学建築学科のキャンパス・甲子園会館(旧甲子園ホテル)を設計したことから、ライトとクラシックホテルに関する講演会を3回シリーズで企画。今回は、その1回目です。

 ライト研究家の谷川正己氏=写真右の中央=は「帝国ホテルと建築家F・L・ライト」と題して講演。「今まで余りしゃべっていないことを話します」と前置きして、ライトは絵が苦手なことから、いつも定規やコンパスを持ち歩いて、直線的な図面を描いたなどという様々なエピソードを紹介。帝国ホテルの旧本館が解体された後、博物館 明治村に移築された経緯なども解説しました。

 建築学科学科長の岡崎甚幸教授=写真右の右側=は「学びの場に生まれ変わった旧甲子園ホテル」をテーマに、ホテル当時の写真と現在の甲子園会館の写真を見せながら歴史をたどりました。また、開設3年目の建築学科の教育に触れ、「ホテル時代には食堂だったホールを今、設計演習のできるスタジオとして利用しています。学生たちは遅くまで残って設計しています」と説明しました。

 帝国ホテルも研究対象にしている生活環境学科の三宅正弘准教授=写真右の左側=は「帝国ホテルから引き継がれた日本のホテル文化」と題して、帝国ホテルでは、国内のホテルでは初めてパンを自家製造したことや、西洋料理が主流の当時のホテルの中で、和食である「すき焼き」が提供されたことなどを紹介。また、その流れは、甲子園ホテルにも引き継がれていたことなどを説明しました。三宅准教授は「クラシックホテルと呼ばれるホテルのバーを訪れると、ライトの影響を今でも感じることができます」と語りました。

 ※ 講演の再録は後日、このホームページに掲載します。

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