テレビドラマ「落日燃ゆ」の撮影が甲子園会館で行われました。3月15日にテレビ朝日系で放映されました。

　城山三郎の名作「落日燃ゆ」のテレビドラマ(制作:テレビ朝日、東映)が甲子園会館で撮影され、3月15日夜、テレビ朝日(関西はABCテレビ)で放映されました。

　「落日燃ゆ」は、城山三郎が1974年に発表した小説です。第2次世界大戦終結後、連合軍側によって開かれた東京裁判(極東国際軍事裁判)で絞首刑を宣告された7人のA級戦犯のうち、ただひとりの文官であり、元総理・外相であった廣田弘毅の生涯が描かれています。

　この作品の撮影が、2008年11月30日に上甲子園キャンパス甲子園会館で行われました。当日は、出演者約30人、スタッフ約30人が来学。甲子園会館は、当時の総理官邸の設定で、戦争へと向かう歴史の一コマが撮影されました=写真=。

　1930年に「甲子園ホテル」として建設された甲子園会館は44年に海軍病院に転用され、65年に本学院が譲り受けて修復し、現在は建築学科のキャンパスとして使われています。

　ドラマは、下記の日程で放送されます。

◆放送予定◆
テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル「落日燃ゆ」
放送日:3月15日(日)　午後9:00～11:24
原作:城山三郎「落日燃ゆ」(新潮社刊)
主演:北大路欣也