「鳴尾の門松」を三宅正弘先生の「まちづくり論」の受講生らが作り、地元の商店街などに飾り付けました。
2009/12/29
生活環境学科の授業「まちづくり論」(担当:三宅正弘准教授)を受講している学生たちが、大学のある鳴尾地区に昔から伝わる門松作りに挑戦、12月23日に本学の西門、南門や地元の鳴尾本通り商店街商店街など25ヶ所に飾り付けました。この門松は、普通の門松とは違い、松を逆さに飾り、「逆さ門松」とも呼ばれています。門松は1月下旬まで街に飾られます。
鳴尾に伝わる民話に「逆顔大王(ぎゃくがんだいおう)」というお話があります。大晦日が近づくと、鳴尾の浜から逆顔大王という魔物が、襲ってくるというお話です。鳴尾の人たちは、その魔物を静めるために松を逆さに飾ったそうです。今回、鳴尾本通り商店会の方々と学生が協力し、松飾りをアレンジしました。
この授業は、地元の伝統行事を学ぶとともにその創造を目指している講義で、今年で3年目。毎年、学生がオリジナルの門松を作っています。商店街の街灯に門松を飾り付けている学生たちに、地元の人々から「今年もありがとう」という声がかけられました。