高齢者栄養科学研究センター主催の公開シンポジウム「高齢者の栄養と長寿のサイエンス」が開催されました。
2010/02/06
武庫川女子大学高齢者栄養科学研究センター主催の公開シンポジウム「高齢者の栄養と長寿のサイエンス」が2月6日、中央キャンパスのマルチメディア館・メディアホールで開催され、地域の方や、本学の教員・学生など約250人が参加しました。
第1部では、福尾恵介・同センター長のあいさつに続いて、シンポジウムが行われました。鞍田三貴・食物栄養学科講師は「地域栄養医療連携の必要性」と題して研究発表し、「口から食材を食べることが大切です」「栄養管理における医療難民をつくらないために地域栄養医療連携が必要です」と説明しました=写真右=。そのほか、内藤義彦・食物栄養学科教授の「生活習慣改善に役立つツールの開発と高齢者への応用―SATシステムの経験からみた栄養分野の課題―」、吉田徹・食物栄養学科准教授の「新しい食品凍結法CASの応用~新鮮さを保存する技術~」についての発表がありました。
午後の第2部では、学生の司会・進行の下、社会福祉協議会小松分区の「音楽のつどい」に参加した高齢者17人が、学生によるピアノやフルートの伴奏で「千の風になって」を合唱しました=写真左=。また、会場の参加者といっしょに「ふるさと」を歌いました。
そのほか、愛媛大学の三木哲郎・教授による特別講演「健康長寿をめざしてー心と体のアンチエイジングー」や、社会福祉協議会鳴尾北分区のひまわりエコーズによるフィットネスダンスの演技、心理・社会福祉学科の前田美也子・准教授による「ひとり暮らし高齢者の生活アンケート調査」の中間報告が行われました。