遠くもいいけど近場もね―。情報メディア学科の学生が、卒業研究で大学の地元・鳴尾一帯の飲食店など地域の魅力を紹介する情報誌を制作しました。
2010/02/24
情報メディア学科の学生12人が、大学が立地する鳴尾地域の飲食店を中心としたショップや、学生生活をまじえた情報誌「M3(エムキューブ)~もっともっとむこじょ~」を制作しました=写真右=。この情報誌は、読売新聞の2月24日付朝刊阪神面で紹介されました。
4月から3月のキャンパスカレンダーに見立てたページでは、3人の武庫女生「みほ」「まき」「めぐ」が各月のミニストーリやそれぞれの季節のイベントに合ったショップ、女子大生の気になる諸事情を紹介します。その他、学食や校舎案内などの「学校情報」、西宮市内の観光地を巡る「NISHINOMIYA Trip」などを掲載しています。
学生たちは、飲食店や施設などを取材、写真撮影や紹介文執筆、ページのデザインなどすべて自分たちで企画・制作しました。
大阪や神戸も楽しいけれど、地域の魅力をもっと知りたい、伝えたいという思いから、紹介するショップは大学から徒歩15分圏内に絞りました。いろいろな地域から通っている学生たちが、寄り道したり、集まったりできるところを、学生の目線で1件ずつ取材し選りすぐって約40軒、掲載しています。また、「女子大生の気になる諸事象」は、アルバイトや海外旅行経験の有無、持っている資格、就職活動など、学生約200人にアンケートした結果をまとめています。
情報メディア学科、松野ゼミの4年生の浅沼友加里さん、井坂有里恵さん、石山枝里さん、上田梨加さん、太田里沙さん、香川志保さん、佐藤麻衣子さん、寺田実由さん、富田奈々さん、堀井万裕さん、三木彩子さん、宮坂奈津紀さん(=写真左=)は、3年前に同学科の先輩が神戸の街のカフェを紹介した冊子「Kobe CAFE Book」を制作したのに刺激を受け、自分たちならではの作品を作りたいと考えていました。3年生の時から内容を検討し、取材するショップを事前調査。4年生の7月に冊子にすることを決め、制作を進めてきました。
飲食店だけでなく、学生自身のキャンパスライフを紹介することで、学生には地域のことを、地域の方々や高校生などには武庫女生のことを、もっともっと知ってほしいとの願いを込めました。
冊子はご協力いただいたショップに届けるほか、オープンキャンパスで情報メディア学科のプログラムに参加する高校生などに配布する予定です。
学生たちは、「このブックレットはプレゼントです。表紙は包装紙とリボンで包んでいますので、わくわくしながら開けてもらいたいです」「みんなに見てもらえるものを作りたくて、イラストを手描きしたり、レイアウトを考えたり、それぞれのページに私たちのこだわりがつまっています」「パソコンのデザインソフトを、最初は見よう見真似でさわっていましたが、徐々に使えるようになりました」「12人のメンバーのスケジュール調整や情報の共有などで苦労しましたが、みんなで創り上げること、締切に追われることなど貴重な経験ができました」と話していました。