学齢期の子育てを支援する、本学と宝塚市の共同事業「家庭教育プログラム研究」がスタート。大学院生・学部生もボランティアとして参加します。
2010/05/26
武庫川女子大学と宝塚市こども未来部は、幼児期・学童期の子育てを支援する共同事業を開始しました。この事業は「家庭教育(親育ち)プログラム研究」として、本学が宝塚市から委託を受けて展開しています。本学文学部心理・社会福祉の倉石哲也准教授が中心となり、学齢期の子育て中の保護者を対象に、親子関係を学ぶプログラムの開発・普及を目的としています。学齢期の子育て支援を行っている自治体は全国でも少なく、本事業は新しい取り込みとして注目されます。
本事業のスタートとなる講座「学齢期・子育てパワーアップ講座~子どものサインに気づいていますか?」が5月20日、宝塚市の中筋児童館で開催されました=写真右=。20日のテーマは「子どもの気になる行動とサイン→親と子のコミュニケーションを振り返る」で、倉石准教授が講師となり、ワークショップなどを通じて子どもとのより良い関わり方を考えました。この子育て講座は今後、大型児童センター「フレミラ宝塚」と市内7か所の児童館で1年間にわたり実施されます。
講座には、臨床教育学研究科修士課程1年の高木孝子さん、心理・社会福祉学科社会福祉コース3年の藤田美紀さん、別府絵里さんが、進行役や託児ボランティアとして参加しています=写真左=。倉石准教授は、「1年間を通して、全国的に数少ない学齢期の子育て支援を宝塚市に根付かせたい」と語っています。