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交換留学生6人が言葉、文化、音楽などをテーマに、日本語で研究成果を発表しました。

2011/01/17

 カナダ(マウント・ロイヤル大学)、イギリス(セントラル・ランカシャー大学)、オーストラリア(マードック大学)、韓国(梨花女子大学、韓南大学)から来日している交換留学生6人が、各自の研究成果を日本語で発表する「日本語発表会」が1月17日午後、本学中央キャンパスのマルチメディア館で開催されました。

 ジェシカ・ペターセンさん(イギリス)は「面白い国日本」をテーマに取り上げました=写真右=。日本のデパートでトイレに入った時に、後ろから水の流れる変な音がしたというエピソードを紹介し、その正体は「音姫」だったことを説明しました。ジェシカさんは「イギリス人は、自分のトイレの音は恥ずかしくありません。でも私は、トイレに入っている他の日本人のことを思い、日本では音姫を使います」「自分のトイレの音を消すために、水を流したり、音姫を使ったりするのは水や電気の無駄遣いではないでしょうか」「電気を使って便座を温かくして使用するのは気持ちいいけど、便座カバーでも大丈夫。エコを意識してはどうでしょうか」と話しました。

 チェ・ジソンさん(韓国)=写真左=は「釜山弁VS大阪弁」のタイトルで発表しました。“韓国の大阪”と言われる釜山の方言と大阪弁はいずれも早口で、文末表現が「好きやねん」などと変わるなど共通点が多いと指摘。「方言は地方の文化。方言を知ると、その地方の人に近づけます。また、方言は国の歴史とも関係しているので、もっと方言を知りたいと思います」と話しました。

 そのほか「宝塚とフェミニズム」「霊と魂」「KY語」「音楽のジャンル」のテーマで発表がありました。会場には、留学生と交流のあった学生や教員ら約50人が集まり、留学生の発表を熱心に聞いていました。

 最後に椋本清・国際交流室長が「非常にレベルが高い発表で、驚きました。外国人が日本語を話しているのを忘れるほど、上手な発表でした。(留学生が日本に関して指摘したことを)日本人の私たちも『なるほど』と思いながら、聞きました」と講評しました。

 発表会後には、懇親会が開かれ、参加者は日本での滞在期間が残り少なくなった留学生たちとの時間を楽しみました。5人の留学生は1月下旬から2月にかけて順次、帰国します。

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