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動画ニュースで紹介! 卒論を書き上げた7時間後に阪神大震災で亡くなった学生を語り継ぐコーナーが図書館に開設。偲ぶ会が開かれました。

2011/01/17

 阪神大震災で亡くなった文学部国文学科4年生、村田恵子さん(当時21歳)=写真右=のご両親から、卒論の草稿や卒論を書いた万年筆など約150点が本学に寄託され、中央キャンパスの中央図書館に永久展示されることになりました。1月14日午後、展示コーナー=写真中=が開設され、ご両親や本学教職員らが集い、恵子さんを偲びました。1月17日、偲ぶ会の様子を本ホームページの動画ニュースに掲載しました。

 ※この偲ぶ会を学生広報スタッフ3人が取材しました。別の記事をご覧ください
 ※この話はNHK,関西テレビ、、サンテレビ、毎日テレビのニュース番組や朝日、神戸、産経、毎日、読売の新聞各紙などで紹介されました。関西テレビでは1月17日夕、8分近くの特集番組としても放送されました。

卒論を書き上げた7時間後に亡くなった村田恵子さん
 芦屋市に住んでいた恵子さんは、芦屋市ゆかりの文豪・谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のをんな」を卒業論文のテーマに選び、1995年1月16日深夜に論文を書き上げました。「やっと、できたよ。長い10年間だったぁ」。附属中・高校から大学へと10年間にわたって武庫川学院に所属した恵子さんは、その総仕上げとして卒論を完成させたことを、母の延子さん(63歳)に報告し、嬉しそうな顔をしました。
 そして、その約7時間後に阪神大震災が発生。恵子さんは倒壊した自宅で亡くなりました。2週間後、父の雅男さん(68歳)と延子さんは瓦礫の下から卒論や草稿などの入ったバッグを探し出しました。恵子さんの手帳には「1月20日 卒論提出」と書いてありました。
 延子さんは恵子さんに代わって、卒業論文を大学に提出。指導教員の文学部教授(当時)の玉井敬之氏らが卒論を審査、十分に考察された内容だったことから、本学は恵子さんの卒業を認め、延子さんに卒業証書を授与しました。

「恵子さんの思いを語り継ぎごう」と後輩が提案
 2010年1月、4年生だった渡辺世理菜さん(2010年3月 大学英語文化学科卒)と横井川周子さん(大学院英語英米文学専攻修士課程2年)は、マスコミ関連の講座を担当している河内鏡太郎・図書館長から恵子さんの話を聞き、「亡くなる直前まで卒論に取り組んだ恵子さんの勉学にかける思いや震災の恐ろしさを語り継ぎたい」と資料を調べ始めましたが、渡辺さんは3月に卒業。渡辺さんらの思いを本学が引き継ぎ、図書館に村田さんの遺品の展示コーナーを設置することにしました。

恵子さんゆかりの品150点を展示
 展示内容は恵子さんの写真、卒論、草稿、取材メモ、覚え書き、卒論を書いた万年筆、卒論などを入れていたバッグなど約150点。震災関連の書籍約600冊もコーナーに並べ、学生らが震災について学ぶ場にします。阪神大震災では、本学の短期大学部食生活学科2年の岩間知子さん、同学科1年の泉加奈子さんも亡くなられました。展示コーナーには、お二人の名前も掲示しています。

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