「教員生活は楽しい毎日です」。教育学科主催の文部科学省委託事業シンポジウムで、小学校教諭として活躍している卒業生2人が講演。
2011/02/12
文部科学省委託事業シンポジウム「教員の資質能力の向上に係る基礎的調査」(主催:本学教育学科)が2月12日午後、中央キャンパスのマルチメディア館・メディアホールで開催され、学校関係者や本学の教員・学生など約100人が参加しました=写真左=。
初めに教育学科の小野賢太郎・教授が「非教員養成系大学教職課程における『学びの実効性』と教員の『資質能力の向上』に関する研究~二年目教員・中堅教員の実態からみたポスト『教職課程』~」の調査概要について説明し、同学科の北口勝也・准教授と藤本勇二・講師が、その調査結果について中間報告しました。
「ぜひ、先生になって」「教師生活は楽しい毎日」と卒業生が講演
続いて4人の講師が「学校現場からみた教員養成」をテーマに講演しました。寝屋川市立木田小学校の千田承美・教諭(本学・教育学科卒業)は武庫川女子大学との出合いや学生生活について話し、「先生になって2年目です。学生のときには、もっと幅広く、いろんなことに取り組んでおけばよかったと思います」「先生という仕事はしんどい―という報道を耳にすることがあると思います。しんどいこともありますが、うれしいこともあるので、学生の皆さん、ぜひ先生になってくださいね」とアドバイスしました=写真中=。また、東大阪市立北宮小学校の西谷友希・教諭(同学科卒業)は図工科の授業の取り組みを説明し、「教師生活は毎日、楽しいです。私は天職だと思っています。指導技術は先生になってからでも身に付けられるので、学生の間は知識の引き出しを多くすることに心掛けましょう」と話しました=写真右=。そのほか、吹田市立岸部第二小学校の佐々木春美・校長と西宮市教育委員会の伊藤博章・教育次長の講演もありました。
最後に東洋大学の山崎準二・教授がシンポジウム全体の講評を行い、意見交換会が行われました。