自分の良い所を探そう―。糸魚川学長が特別講義、新入生全員が学生生活初の講義に熱心に耳を傾けました。
2011/04/07
大学・短期大学部の新入生全員に学長自らが講義する恒例の「学長特別講義」が4月7日、公江記念講堂で行われました。午前は短期大学部、午後は大学の学生が受講し、約2800人が糸魚川直祐学長の話に熱心に耳を傾けました。
午前の回で糸魚川学長は、ワイヤレスピンマイクを使って壇上を歩き回りながら約45分間の講義=写真左=。「就職活動までの間、自分の持つ良い点を探してください。そして、『私にはこういう良い点があるから御社に貢献したい』と面接で自信を持って言えるようになってください」と語り掛けました。
続いて①鳴尾駅北側に本学学生が描いた巨大壁画「武庫鳴絵(むこなりえ)」②学内食堂で玄米食を食べて飢餓を救済する「武庫川ブラウン・ライス・ウィーク」③本学が代表校となっている「関西5大学連携事業」④地域の高齢者の栄養や食生活の改善と生きがいの高揚を目的とした研究プロジェクト「高齢者栄養科学研究センター」の活動の様子を、スライドを用いて次々と紹介しました=写真右=。
糸魚川学長は『先輩たちの活躍が写ったこれらのスライドを見て、見習いたいなと思うところや素晴らしいなと思うところを自由に書いてください」と新入生に突然の出題。ユニークな質問に戸惑う新入生を前に糸魚川学長は「大学は自分の頭を使って考える場所。正解はありません」と話しました。新入生は配布されたレポート用紙に、それぞれの感想を書き込んでいました。レポート用紙は講堂出口で回収され、学長が一枚一枚に目を通します。
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7日で、新入生向けの一連のガイダンス・オリエンテーションは全て終了。8日から授業が開始し、本格的な大学生活がスタートします。