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心理・社会福祉学科3年の石津圭代さんが、社会福祉現場実習の一環で、宮城県南三陸町で道路の草刈りや病院内の泥かきなどのボランティア活動を行いました。

2011/10/27

 心理・社会福祉学科3年の石津圭代さん=写真=が、社会福祉現場実習の一環で、8月16日から19日の間、川西市社会福祉協議会が派遣するボランタリーバスに乗り、宮城県南三陸町でボランティア活動に励みました。

 石津さんが搭乗したバスは16日の午後5時に川西市を出発し、14時間かけて南三陸町に到着しました。活動初日の17日は、南三陸町災害ボランティアセンター周辺の道路の草刈りを行い、18日は志津川病院で泥かきや瓦礫の撤去作業、ゴミの分別などに取り組みました。石津さんは「作業がなかなか思うように進まないこともありましたが、通りがかった現地の方々から『ありがとう』と声を掛けていただき、ボランティアに行った私たちが逆に元気をもらいました」と話しています。また、ボランティアコーディネーターの人数に限りがあるため、定員以上のボランティアは現地に行っても活動ができないなど、現場が抱える問題に触れる機会もありました。

 活動終了後は川西市長と会い、活動内容を報告。授業中に設けられた実習報告の場では、活動を通して感じたことを発表しました。

 石津さんは「震災から5カ月が経って、被災地から関心が薄れていたころでした。しかし、現場での活動を通して、これからも継続的な支援が必要だということに改めて気付くことができました。被災地には長期にわたる支援が必要であること、また人と人とが助け合うことの大切さを周囲に伝えていきたいと思います。今の私にできることを頑張りたいです」と話していました。

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