情報メディア学科の肥後ゼミ生が、国立民族学博物館のミュージアムショップで販売されるお土産のクッキーをプロデュースしました。
2012/05/18
情報メディア学科の肥後有紀子講師(情報デザイン)のゼミの4年生、滑川温子さん=写真中=ら7人が、国立民族学博物館(大阪府吹田市)のミュージアムショップで販売される商品「みんぱくクッキー」の企画・デザインを手掛けました。このクッキーは、4月から同ミュージアムショップで1箱450円で販売されています。
滑川さんらがデザインしたパッケージには、世界各国の民族資料を展示する同博物館を象徴して、各国のお面のイラストが描かれています。色使いは、展示品の色をイメージして、茶色一色にしました=写真左=。
制作にあたって、学生たちはまず「博物館や美術館のお土産とは」「お土産はなぜ買うのか」「みんぱく(国立民族学博物館)らしさとはなにか」といったテーマについて、肥後講師と荒川美世子・情報メディア学科非常勤講師から指導を受けながら調査し、考察。実際に関西近隣のミュージアムに足を運び、お土産のジャンルやお土産を買う人たちを調べました。
博物館側からもさまざまま要望があり、学生たちは悪戦苦闘しながら商品のアイデアを考えました。パッケージ制作でも、インクや紙、箱の組み立てなど数多くの条件をクリアする必要があり、肥後講師は「学生たちは、商品化されるための条件という大きな壁に直面して、難航した時期もありましたが、頑張って乗り越えたと思います」と話しています。
肥後ゼミ生らは、5月6日に国立民族学博物館を訪れ、「自分たちが作った商品が実際に店頭に並んでいるのを見て、感激しました」と話していました=写真右=。
肥後ゼミでは、これからも国立民族学博物館と共同でプロジェクトを進めていく予定です。