「生き生きした先輩の話を聞いて、福祉現場で働きたい気持ちが強まりました」。社会福祉コースの卒業生と在学生の交流会が開かれ、さまざまな分野で活躍する先輩に、学生は刺激を受けました。
2012/07/28
文学部心理・社会福祉学科の社会福祉コースの<在学生・卒業生のつどい>が7月28日午後、中央キャンパスで開かれ、福祉現場や民間企業などで働く卒業生40人と社会福祉を学ぶ学生1~4年生59人が参加しました=写真右と中=。在学生が、社会で活躍する卒業生から仕事の様子、やりがいなどを聞いて学びのモチベーションを高めるとともに、卒業生同士も交流を深めてもらおうと企画され、今年で6回目。
最初に社会福祉コース長の岡光昇・同学科教授が「今日は、交流の輪を広げて、皆さんの生活より充実したものにしてください」とあいさつ。茅野宏明・同学科長は「卒業生はそれぞれの分野で頑張っています。これから実習に行く3年生は卒業生の話を聞いて、そのエッセンスを身に付けてください。下級生は、卒業生の姿を見て、将来の道を決めるきっかけにしてください」と呼び掛けました。
さまざまな分野で働く先輩の活躍が刺激に
昨年までは卒業生数人が講演していましたが、今年は卒業生が障害者施設、高齢者施設、児童福祉施設、病院など職種別のコーナーに分かれて座り、それぞれの分野に関心のある学生が卒業生から話を聞くという形式に変えました。学生は20分間ごとに、別のコーナーに移ることで、いろいろな職場の実態を知ることができました。
障害者施設のコーナーでは、「いわき生野学園」で支援員をしている久保田陽香さん(2011年卒業)=写真左=が「しんどいこともありますが、利用者さんの笑顔にやりがいを感じます」などと後輩に職場の様子を説明。学生は頷きながら聞いていました。
久保田さんは「福祉の仕事の良さを後輩に伝えたいと思って参加しました。私も、後輩と話すことで、リフレッシュできました」と話していました。
参加した学生は「生き生きと働いている先輩の話を聞いて、私も福祉の現場で働きたいという気持ちが強くなりました」「先輩の話から、仕事の厳しさが伝わってきました。もっと、自分自身がしっかりならなければと思いました」などと話し、大きな刺激を受けたようでした。