「第22回日米親善人形贈呈キャンペーン」ポスター・デザイン・コンクールの最優秀賞に附属高校の谷口加奈子さんと大下真由さんが選ばれ、表彰式が行われました。

　日米親善のためにアメリカに人形を贈る「日米親善人形贈呈キャンペーン」への協力を呼びかけるポスター・デザイン・コンクールの最優秀賞に附属高校3年の谷口加奈子さんの作品=写真左の左=と同2年の大下真由さんの作品=写真左の右=が選ばれ、10月25日夕に表彰式が附属中高で行われました=写真右=。このコンクールは今年で22回目を迎え、本年は全学から11点の応募がありました。

　このキャンペーンは約80年前、日米関係の悪化を憂いたアメリカ人宣教師が、関係を改善しようと日本に人形を贈ったことに端を発しています。そのお礼として、日本からアメリカに贈られた58体の市松人形のうち1体が、本学のアメリカ分校・MFWI(ワシントン州スポケーン市)の近隣の博物館で見つかったことから、本学院が「日米友好の心を引き継ごう」と1992年からこのキャンペーンを始めました。

　
　審査員を務めた野津義輝・附属中高美術科教諭は「初めは受賞できなかった生徒が、毎年出品することによって実力が付き受賞できるようになって嬉しく思います。来年もこの場で会えることを楽しみにしています」と講評。最優秀賞を受賞した谷口さんは「これからもたくさんの人に応募してもらって、このキャンペーンがどんどん広まってほしいです」、大下さんは「昨年に続き受賞できるとは思っていませんでした。今回はじっくり考えて描いた作品なので、とても嬉しかったです。次回も頑張りたいです」と、それぞれコメントしました。

他の表彰者は以下の通りです。
◆優秀賞
津田佳玲さん(附属高校2年)、山西夏美さん (附属高校2年)、寺島彩花さん(附属高校1年)
◆努力賞
藤華子さん(附属高校1年)、増田早小里さん(附属中学3年)、青木友里さん(附属中学3年)