「特別学期」を一般公開。言語文化研究所所長の佐竹秀雄教授が「これが"正しい"日本語だ」をテーマに講演し、地域の方々も受講しました。
2014/02/15
言語文化研究所所長・佐竹秀雄教授=写真左=の特別学期の講座「これが"正しい"日本語だ」が2月15日に開講され、一般の方々約110人を含む計約170人が受講しました=写真右=。2、3月に開講される特別学期の受講生は学生に限られていましたが、今年は地域貢献の立場から、うち2科目を一般公開することにしました。
佐竹所長は、最初に「日の出が見れた」「なにげにテレビを見ていたら」など15問を示し、正しいと思うかどうかを質問。「ら抜き言葉」の現状や、元の意味とは違う意味で使われるようになった言葉の変遷などを、ユーモアをまじえて説明しました。
最後に「コミュニケーションで大事なことは、ことばが受け手にきちんと伝わることです。確定申告に使われる文章のように、正しくても、受け手が分からないことばもあります。ことばが適切か、どういう表現がいいかと考えるようにして、正しいか間違っているかのどちらかにこだわるのをやめてはどうでしょうか」と呼び掛けました。