看護学部開設CM動画を、他学部の学生が企画・脚本・出演・撮影・編集のすべてを担当して制作しました。

　来春に開設する予定の看護学部と看護学研究科のCM映像(15秒)を、映像や音楽を学ぶ他学部の学生が制作し、3月12日に大学のホームページやフェイスブック、スマホ用アプリなどで公開しました。業者に発注することの多いCM映像制作を、学生の学びの場にしようという試みです。
　※制作の過程は「学生による『看護学部CM映像』制作プロジェクト」をクリックして、ご覧ください。

制作プロジェクトがスタート
　本学は総合大学であることから、看護学部の開設を他学部の学生がそれぞれの専門分野の知識を生かして告知することにし、2013年11月に以下の陣容で「新学部CM映像制作プロジェクト」が発足しました。
▽生活環境学部情報メディア学科・丸山健夫教授のゼミ生の2年生12人(代表:橋本雛)
▽ミュージカル部7人(部長:音楽学部応用音楽学科4年・英千尋)　　
▽応用音楽学科の専門科目「音楽文化創造学」受講生3人(英千尋と同・斉藤静香、林絵里加)

100%学生の手で制作
　『看護学部が開設されることを告知する』『総合大学ならではの幅広い学びが展開される』ことをコンセプトに、「音楽文化創造学」受講生3人が脚本、絵コンテを描き、丸山ゼミの学生らと協議。何回も絵コンテを描き直しました。ミュージカル部員が出演者になり、12月に学内で延べ20時間かけて撮影。在学生が看護学部の学生を歓迎し、「看護もムコジョ」と叫ぶシーンでは、カヌー、タッチフットボール、サッカー、薙刀など運動部や一般学生ら計約100人がエキストラとして出演しました=写真左は撮影風景、同右は撮影したカットの映像=。

優秀作を大学公式のCM映像に
　撮影した映像をもとに、丸山ゼミの学生は計14本のCM映像に編集。今年2月21日に大河原量学院長、糸魚川直祐学長らが審査員になって開かれた審査会で、稲福睦、橋本雛、中野真依の3人の作品が優秀賞に選ばれ、この3作品が大学の公式CM映像として公開されることになりました。
3作品は　3月12日にネット上で公開、さらに映画館などでも放映し、看護学部の開設を告知することにしています。

※3作品は、このホームページの動画サイトでご覧になれます。
　　
指導した丸山健夫教授の話
　「映像はゼミ生みんなで撮影しましたが、学生の感性によって切り取るところが異なり、印象の全く違う14作品に仕上がりました。エキストラの学生を集めるのは、学生広報スタッフなど学内の学生ボランティア団体が募集を担当するなどして協力、文字通り“学生手作り”の作品になったと言えるでしょう。15秒という短い時間の作品だけに、学生にとっては、情報をよりコンパクトに、よりインパクトのあるように発信することを学ぶ機会にもなりました」