上甲子園キャンパスの建築スタジオが第6回西宮市都市景観賞を受賞。西宮の新たなランドマークと評価
2015/12/05
武庫川女子大学上甲子園キャンパスの建築スタジオ=写真左=が、第6回西宮市都市景観賞の「まちなみ建築部門」と特別賞の「まちなみ発見クラブ賞」をダブル受賞し、12月5日、表彰式が行われた。
この賞は、市が1990年に創設し、5年ごとに市内の景観形成に寄与している建築物や屋外広告物、市民活動を表彰している。
第6回は計67件の応募があり、建築スタジオは、「まちなみ建築部門」では、隣接する歴史的建造物の甲子園会館(旧甲子園ホテル)がもつ水平・垂直の壁面構成や色合いなどが、現代的な建築表現として展開され、水平に伸びる庇と大きなガラス面が明るく開放的なキャンパス空間を作っている。武庫川を渡る国道2号線のシティゲートにふさわしい新たなランドマークになっている。「まちなみ発見クラブ賞」では、甲子園会館周辺の既存の緑を巧みに取り込んだ新旧建築物は、まちなみの一角を形成し、周辺の景観によく溶け込んでいる、とそれぞれ評価された。
西宮市のプレラホールで開かれた表彰式では、今村岳司市長が「西宮が美しいまちになるためのみなさんの営みに、敬意を示し、感謝をします」とあいさつ。瀬口和義・武庫川女子大学副学長らに名塩和紙を使った表彰状が授与された=写真中、右。