音楽学部の「第49回定期演奏会」が西オーストラリア州ユース・オーケストラを迎えて開かれました。
2016/12/19
音楽学部の「第49回定期演奏会」が12月17日、中央キャンパス公江記念講堂で開催されました。今回は兵庫県との姉妹都市提携35周年を迎えた西オーストラリア州のユース・オーケストラの演奏もあり、一般市民ら約600人が豊かな音色に聞き入りました。
特別ゲストにヴァイオリン奏者のアレキサンドレ・ダ・コスタさんを招き、西オーストラリア州ユース・オーケストラが、V.モンティ作曲の「チャルダッシュ」、P.デ・サラサーテ作曲の「ツィゴイネルワイゼン」、L.v.ベートーヴェン作曲の「交響曲 第5番 ハ短調 作品67『運命』より 第4楽章」をピーター・モーアさんの指揮で演奏しました=写真左=。
オーケストラ転換を経て後半は、「合唱」の授業を履修している本学学生約130人が舞台に上がり、髙谷 光信非常勤講師の指揮でL.v.ベートーヴェン作曲の「交響曲第9番ニ短調作品125『合唱付き』」を演奏しました。オーディションで選ばれたソプラノ・大上 りあさん(2年生)が、アルト・名島 嘉津栄さん(卒業生)、テノール・竹田 昌弘さん(客演)、バリトン・藤村 匡人准教授とともに美しい歌声を会場に響かせました=写真中=。合唱は武庫川女子大学音楽学部合唱団(女声)、ベートーヴェンコールムコガワ(男声)が参加しました。管弦楽は武庫川女子大学音楽学部学生が、エウフォニカ管弦楽団と共に、重厚な演奏を観客に届けました=写真右=。
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◆西オーストラリア州ユース・オーケストラ
1974年設立。才能豊かな15歳から22歳までのミュージシャンが集い、全豪でも優れたユース・オーケストラの一つに数えられている。地元パースはもとより、ロンドン、プラハ、ベルリンなどでも公演を行っており、年間観客数は4万人を超える。
◆指揮者:ピーター・モーアさん
英国生まれ。1988年、西オーストラリア州ユースオーケストラの指揮者兼音楽監督に登用。音楽教育への貢献により、2000年にオーストラリア勲章を受章。
◆特別ゲスト(ヴァイオリン):アレキサンドレ・ダ・コスタさん
カナダ生まれ。2012年のジュノー賞ほか、多数の国際音楽賞を受賞。北米、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア各地で1000回以上公演し、CD20枚余の作品を有するアーティストとして活躍中。