沖縄からパスポートを携えて――創立80周年記念プレイベント座談会「短大2部・沖縄編」が開催されました。
2017/11/20
武庫川学院創立80周年記念プレイベント第4弾として、11月20日午後、中央図書館2階グローバルスタジオで、座談会「短大2部・沖縄編」を開催。昭和30、40年代に、アメリカ統治下の沖縄から、パスポートを携えて武庫川女子短期大学2部に進学した卒業生5人が集まりました。
昭和40年代に、元・倉毛エレクト工業では沖縄での高卒者採用を実施しており、働きながら短大2部で学ぶ道を作りました。2年間で教員免許が取れること、学びを継続できることなどに期待して、就職進学を果たした卒業生は、今回の座談会に参加するにあたり、当時のお礼を伝えたいと、人事担当者だった門脇精氏を探し出し、座談会にお招きしました。
卒業生は「教員になりたいと進学しました。武庫川で学ぶことで、視野が広がりました」「短大で学んだことが自信になり、生きる礎となっています」「沖縄では経験できない貴重な体験をし、厳しいことも乗り越えて今があります」などと当時の学びを振り返りました。
また、当時の校舎の様子を思い出したり、恩師の様子や教えについて話したりしました。
門脇氏は、当時の日下晃学長が「教育は引き受けました」と話したエピソードを披露しました。
在学生から県外への進学についてなど質問があり「環境や文化、生活習慣の違うところで学び、充実した体験ができました」「地元を出ることで、自己管理が必要になります。リスクに思えることもいい経験に」「どこにいても自分が学んだことを発揮して、やるべきことを前向きにやっていけばいいと思います」などとアドバイスがありました。
写真左の左から=稲嶺靖子さん(短大家政科2部卒)、国吉とみ子さん(短大国文科2部卒)、黒島悦子さん(短大被服科2部卒)
写真中の右から=仲里和枝さん(短大教育科2部卒)、小橋川好美さん(短大教育科2部卒)、門脇精氏