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着物の織りと染めを科学的に考察するワークショップが開催されました。

2017/11/22

 近現代の着物の織りや染めを、科学的に考えるワークショップが11月21日、附属総合ミュージアム設置準備室で行われました=写真=。11月24日まで開催されている秋季展覧会「近現代のきものと暮らし」の一環。

 生活環境学部の古濱裕樹講師は、分光測色計を使って様々な染色の反射率や明度、彩度を調べ、データベースに蓄積しています。ワークショップでは本学が保管する様々な着物の生地を計測し、出てきた数値をデータベースと照合。天然染料で染まる色か合成染料で染まる色かを判別しました。

 また、竹本由美子講師は、ちりめんや羽二重、銘仙など代表的な着物の生地をデジタルマイクロスコープで拡大し、糸の撚り(より)や織り方を観察。同じちりめんでも、柔らかいものだけでなく、撚りが強くてしっかりした質感のある御召ちりめんなどもあり、織り方の違いが、着物の着心地やドレープ感などに現れることを学びました。

 参加者は自分の着衣に機械を当てて染料を確認したり、実際に着物を手に取ったりして、着物の奥深さを体感していました。

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