「かわちながの まるごと狩り」。情報メディア学科・大森ゼミ生の企画がモニターツアーとして実現しました。
2018/10/03
情報メディア学科・大森いさみ教授ゼミの3年生、山﨑蓮珠さん、篠原沙織さん、松浦紗里さん、丸尾奈菜美さん、石川真帆さん、櫻井穂乃花さん、池原佳澄さん(写真5枚目、前列左から順)と、大阪大学大学院工学研究科2年生の田中勇気さん(同後列)の計8人が9月17日、モニターツアー「かわちながの まるごと狩り」を開催しました。
モニターツアーへの参加者は、大森ゼミの卒業生をはじめ、武庫川女子大学の留学生、大阪大学の大学院生ら約20人で、河内長野駅に集合後、路線バスを利用して移動しました。
参加者は、ぶどう狩りを体験したり、木工体験をしたり、酒蔵見学では自分たちで収穫したぶどうと日本酒でフルーツカクテルを作って試飲するなどして『物消費』ではなく『事(こと)消費』を堪能。自身のSNSに写真などをアップする姿も見られました。
このツアーは2017年12月に開催された大学生による「OSAKA観光まちづくりコンテスト2017」で、丸尾さんらのグループが河内長野市の地域資源や魅力をテーマとしたプレゼンテーションを行い、大阪府知事賞を受賞したことがきっかけとなりました。
河内長野市と本学との産官学連携プロジェクトとしてスタートし、農業や観光を中心とした同市の魅力を、学生たちがSNS広報やモニターツアーの実施を通して発信。
大森ゼミ生らは、同市が行っている「奥河内フルーツラリー」の広報を担いました。
さらに今年5月から、大阪大学工学部とのクロスアポイントメント制度を活用したプロジェクトに発展。武庫川女子大学生と大阪大学生が一緒に取り組むことになりました。
丸尾さんらはプロジェクトを振り返って次のように話しています。
「今回、多くの方々と接することができました。女子大にいると周りはほとんど味方ばかり。そんな中で別の環境にいる人と様々な話をし、意見を聞き、時には怒られ…と多くの経験ができました」
「取材の申し込みの電話の際、お叱りを受けたことが印象に残っています。みんなより電話をかけるのは下手だという自覚はありましたが、自分の準備不足と経験不足を改めて思い知りました」
「ツアー当日は路線バスを利用した移動だったため、参加者を待たせてしまうことが多く、反省点の一つでした。時間配分が難しいな、と感じました」
途中からプロジェクトに参加した池原さん
「途中から、というのは今までの経験からも、とても難しいことだと思っていました。それなら初めから加わらなければいいと。でもこのプロジェクトに関わったことで、自分ができることを相手にきちんと伝えることの大切さに気付きました」
大阪大学の田中さん
「日々、刺激の連続でした。武庫女生と活動することで、すごく明るくなれました。今まではどちらかというと研究中心。こうしてプロジェクトに関わらせていただいたことで、考え方の違いによる発見があったことはもちろんですが、コミュニケーション力が上がったように感じます。とてもプラスになりました」
◆「奥河内フルーツラリー」は10月31日(水)まで開催しています。