短期大学部から編入した生活環境学科の学生6人が、試験対策講座を活用して二級建築士試験に合格しました。
2020/01/28
生活環境学科3年の西田愛理さん、岩井彩香さん、川戸裕紀子さん、北子明日香さん、森田枝子さん、上田絢香さんの6人が二級建築士試験に合格しました。いずれも本学短期大学部生活造形学科から大学生活環境学科3年次に編入し、短大卒業により取得した受験資格を生かしての合格です。本学では2009年度の短大生活造形学科入学生からは実務経験がなくても受験資格を取得できるようになりました。
6人は、短大入学時から大学への編入を目指していました。大学への編入が決まり、短大2年生の9月から12月まで、学内の資格サポート窓口で申し込める対策講座を受講し、大学3年に編入した5月から9月まで毎週日曜日の学外の対策講座も受講し、学科試験、設計製図試験に臨み合格しました。
二級建築士は、住宅および一定規模までの建築を設計する際に必要な国家資格で、本年度も最終合格率は22.2%という難関です。
西田さんは「仕事をする上では資格があった方がよいと思い、夜間の授業も受けました」と話し、北子さんは「一回の受験で合格したかったので、1日10時間以上勉強していた日もあります」と、集中した受験対策について話しました。また、大変な勉強を乗り切る方法として、岩井さんは「ひたすら過去問を解き、製図の試験は特に集中して勉強しました」、上田さんは「模試の成績が悪かったこともありましたが、先生方の協力も得て追い込みで勉強し、開き直って試験に挑みました。合格できて本当によかったです」と語りました。森田さんは「合格したときはうれしいというより、肩の荷が下りた思いでした」、川戸さんは「勉強は大変でしたが、他大学の学生や建築士、大工さんと一緒に勉強する機会もあり、普段できない経験でした」と話しました。
これから就職活動に臨む6人は「建築の仕事に就くかはわかりませんが、選択肢の一つとして生かしたいです」「住宅業界や設計の仕事に興味があります」「ハウスメーカーで働き、リフォームや一戸建ての設計をしたいです」「店舗やオフィスのデザインを手掛けたいです」「ゼミの先生を越えられるような高い目標を持って建築業界で働きたいです」と将来を見据えています。さらに一級建築士への挑戦も視野に、勉強を続けていきたいと話しています。