ゼミも授業もクラブも対面で。登学できなかった期間を取り戻すように頑張る学生の姿がみられます。
2020/10/01
授業をはじめ、ゼミやクラブでは、登学できなかった期間を取り戻すように、学生が生き生きと研究や練習に励んでいます。
食物栄養学科の公衆栄養学研究室(大滝直人准教授)では、卒論に取り組む4年生の姿がありました。同研究室と臨床医学研究室、栄養科学研究所が西宮市と共同で実施する高齢者5000人のアンケート調査(ポストコロナ社会を見据えた兵庫県下の地域高齢者の介護予防対策の提案)。ゼミ生6人はグループで研究に参加しています。
前期は登学できなかったため、卒論に取り組むのは実質、後期になってから。アンケートは新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出制限が、高齢者の健康や暮らしにどのような影響を与えたかを調べるのが目的です。学生は研究室に通いつめ、戻ってきたアンケートの入力に追われています。
4年の松原沙織さんは「大規模調査に関わる貴重な機会なので頑張りたい。アンケートから得たことが今後の感染症予防や対策に生きればうれしい」と話しています。
この研究は兵庫県のポストコロナ社会の具体化に向けた補助事業に採択されています。
バトン・チアリーディング部では、定期公演に向けた練習が本格化しています。コロナの影響で前期は集まることができず、遠隔で練習していましたが、夏休みから体育館で練習を再開しました。当初は部員23人が2グループに分かれ、時間を短縮して基礎練習などをしていました。今は窓を開けて換気に努めながら、通常練習に近い状態に戻っています。
定期公演は12月19日、西宮市民会館(アミティホール)を予定。衣裳や小道具もそろい始め、本番さながらの熱のこもった練習が続いています。
健康・スポーツ科学科3年、南悦子さんは「みんなで集まって練習できるのがうれしい。定期公演に向け、精いっぱい練習していきます」。
ダンス部も12月26日に兵庫県立芸術文化センター(西宮市)中ホールで定期公演を予定しています。今年のテーマは「elastic」。コロナ対策として、演目に一貫性を持たせて衣裳の早着替えを減らすなど、“柔軟な”アイデアで新境地を開きます。部員16人がダンス室にそろったのは後期になってからですが、キレの良い動きは変わりません。
キャプテンの健康・スポーツ科学科3年、西川海亜さんは「不安もありますが、今年だからできることをみんなで考え、全力でやりきります」と話しています。