令和2年度「ダイバーシティ推進センター女性研究者賞」の受賞者2人が決定しました。
2020/10/01
令和2年度「ダイバーシティ推進センター女性研究者賞」に、本学から2人が選ばれました。この賞は、2019年度に採択された文部科学省科学技術人材育成費補助金事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」により、代表校である奈良女子大学にダイバーシティ推進センターが発足、連携校である奈良女子大学、奈良工業専門学校武庫川女子大学の優秀な女性研究者を表彰し、研究費を支援するものです。受賞した研究者と次世代の女性研究者の励みとし、連携機関に所属する女性研究者の研究力向上を図ることを目的としています。
【令和2年度ダイバーシティ推進センター女性研究者賞 受賞者】
食物栄養科学部 小林 知未
「地域における子どもの生活習慣応援事業(こども食堂)での食育支援とその評価に関する研究」
生活環境学部 竹本 由美子
「安心・安全に繋がる蓄光布の暗所における高視認性及び持続性に関する研究」
授賞式は、シンポジウム等で行う予定でしたが、コロナ禍を受け、今年度は各大学において実施することになり、本学では9月29日に、中央図書館2階 グローバルスタジオにて行われました。
女性活躍総合研究所 高橋享子所長から「学生にとって素晴らしいロールモデルとなる存在です。今後も教育と研究に力を注いでいただきたい」とお祝いのメッセージとともに表彰状が授与されました。
2人の受賞者からは、自身の研究について、
「研究を進めている朝食を提供する子ども食堂においても、コロナ禍での安全面に配慮しながらの運営が求められています。子どもたちが子ども食堂で朝食を食べ、元気に学校に登校できるような取り組みを進めていきたいです。」(小林氏)
「蓄光布は、光を蓄え自ら発光し電力がなくても光続けます。災害時にはその光が癒しの存在になったという声も聞かれ、暗闇での人命救助にも活用が期待されています。今回いただいた賞を、蓄光布のさらなる研究発展のために活かしていきたいです。」(竹本氏)
と述べました。
文部科学省「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」における本学の女性研究者支援経費採択状況については、本学ダイバーシティホームページよりご覧いただけます。