旧日本兵が戦地から出した絵ハガキを本学の学生が64年ぶり“配達”した話が、米国でも大きく報道されました。永野さんが絵ハガキを保管していた米人に書いたお礼の手紙を学生が英訳して、お送りしました。
2007/10/29
旧日本兵が戦地から出した絵ハガキを英語文化学科2年の児嶋佑子さんが留学先のハワイから持ち帰り、64年ぶり受取人の永野静雄さん(80歳)=同右側=にお届けした話が、アメリカ最大の新聞「USA TODAY」紙で10月20日に報道されました。この話は日本の新聞やテレビで大きく報道されましたが、アメリカでも多くの人の関心を引いています。
(この話は、大学ホームページの10月20日のニュース欄で詳しくご紹介しています)
記事の見出しは「第2次世界大戦中の絵ハガキが64年後に受取人に届く」。「武庫川女子大学の発表によると」と前書きしたうえで、大戦中に日本兵が出した絵ハガキが児島さんに渡った経緯などが詳しく書かれていました。
「USA TODAY」紙の発行部数は米国No.1の230万部。読者の関心の高い記事を分かりやすく伝える新聞として知られています。
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永野さんは長期間に渡って絵ハガキを保管していたハワイのショーン夫妻にお礼の手紙=写真=を書かれ、児嶋さんに託されました。手紙には「60余年もの長い間、大切に絵ハガキを保管してくださった方、そして仲介してくださった武庫川女子大学の女子大生さんは、まるで神様の使者のようです。今は亡き差出人ともども、心よりお礼を申し上げます」などと書かれてありました。手紙は児島さんが英訳して、ご夫妻に郵送しました。