FM大阪「湊かなえのことば結び」の学内収録が17日、武庫川女子大学公江記念館で開かれ、ゲストに瀬口和義学長が登場しました。
2020/10/17
FM大阪で放送している「湊かなえのことば結び」(毎週水曜午後8時~8時30分)の学内収録が17日、武庫川女子大学公江記念館で開かれ、ゲストに瀬口和義学長が登場しました。
22回(10月28日放送)と23回(11月4日放送)を収録。瀬口学長は22回のゲストです。湊さんは武庫川女子大学家政学部被服学科4年のとき、瀬口研究室で卒論に取り組みました。当時は終日、研究室で実験に没頭したという湊さん。時にはゼミで紅葉狩りに出かけ、家族のような時間を過ごしました。教育実習先を瀬口学長(当時は教授)が訪ねてきたこともあったそうです。恩師との久しぶりの再会に、卒論やアルバムを見ながら思い出話が弾みました。
ただ、卒業を控えた1月、阪神・淡路大震災が発生。大学も大きな被害を受けましたが、瀬口研究室ではゼミ生の気持ちを汲み、予定通り卒論発表会を敢行しました。湊さんは「おかげで区切りをつけて卒業できました」と感謝を伝え、「今、コロナ禍で、大学もイベントなどができなくなっていますが、瀬口学長ならきっとみなさんの努力が報われる場を用意してくれます。安心して学生生活を楽しんでください」と、学生に呼びかけました。
23回放送分は、リスナーから届いた短編小説を紹介する「みんなで短編小説」。本学の学生が応募した5作について、湊さんが丁寧に講評しました。執筆した5人も観覧席で収録を見守りました。
作品を応募した食物栄養学科4年の松本夢さんは「湊さんの話を直接聞けて勉強になりました。言葉の選び方がさすが違うなあ、と思います。これからも機会があれば小説にチャレンジしてみたい」と話していました。
収録を終えた湊さんは「後輩たちが真剣に聴いてくれているのが伝わってきてうれしかった。世代が違っても同じ大学で学んだ同士、ファミリー感が高まります」と、笑顔で話していました。