演奏学科の今井紀子さんが「全国新人中間層競吟大会」で優勝しました!
2020/12/01
尼崎市のエーリックで11月8日に行われた「令和2年度全国新人中間層競吟大会」(主催:公益社団法人関西吟詩文化協会総本部)の初級の部で、本学の今井紀子さん(演奏学科4年)が優勝しました。全国の地区大会に出場した3,130人から予選を通過した46人が初級の部に参加、8人が決勝に進出し今井さんが優勝しました。
今井さんが詩吟を始めたのは、大学2年の時。「私が2歳のころから母が詩吟を習い始め、今はいくつかの教室で教えています。2か月後の大会に出てみないかと誘われて、始めることに」ときっかけを話しました。副専攻で声楽を学び、自分でうたうことに共通点も感じたそうです。「詩吟の稽古で、大会を模した練習をして人前で歌うことに慣れることができ、また、気持ちよく声を出す感覚がわかってきた頃、声楽の先生から、殻を破れたようだ、と褒めていただきました」
今回の大会で詠吟した「出郷の作」は、戦に出ていく人物の死の覚悟や家族との別れを詠んだもの。その意味や時代背景なども学び、気持ちを込めて練習を重ねて今回の成果につながりました。「大会では、顔見知りの方も多く、お互いに刺激を受けながら切磋琢磨しています。若い方にももっと知っていただきたいです」「表現力を養えるのは、主専攻のピアノにもつながります。これからも、ともに学び続けたいと思います」と話しました。