上甲子園キャンパスで景観建築スタジオ東館の竣工式が行われました
2020/12/15
建築学部景観建築学科と大学院建築学研究科景観建築学専攻の新しい学舎となる景観建築スタジオ東館が上甲子園キャンパスで竣工し、12月15日、竣工式が行われました。
東館は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上2階建て。上甲子園キャンパスの正門左手、甲子園会館の東ウイングに向き合う位置にあります。武庫川女子大学・建築・都市デザインスタジオが設計しました。1階にホールや研究室、2階に作業室やスタジオがあり、ガラス張りのホールから南側庭園の雑木林が見晴らせます。
甲子園会館の前身である甲子園ホテル時代の意匠を随所に取り入れています。外壁や内装にボーダータイルや装飾タイルを用いて統一感を出し、打出の小槌やしずくのモチーフを効果的に使用。また、取り外されていたホテル時代の庇の一部を、玄関の内庇に再利用し、甲子園ホテルで使用していた照明のレプリカや実物を取り入れています。装飾タイルは学びの一環として学生が1年がかりで約7000枚を制作しました。
竣工式では2階スタジオで神事がとりおこなわれ、大河原量学院長や瀬口和義学長、建築学部の岡﨑甚幸学部長らが参列しました。庭園内に実習棟(温室)も竣工。今後、庭園の整備を行います。さらに、来年3月竣工に向け、西館の建設が進んでいます。