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学長メッセージ 「登学禁止解除について」

2020/11/22

 武庫川女子大学

武庫川女子大学短期大学部

学長 瀬口 和義

 11月24日(火)から本学中央キャンパスの登学禁止を解除し、対面授業を再開いたします。

 

 11月9日(月)以降、本学の2つの運動クラブに所属する学生らの新型コロナウイルス感染が相次ぎました。クラブ外への感染拡大を阻止するため、11月17日(火)から22日(日)までの間、中央キャンパスへの登学を禁止するとともに、全クラブの活動も禁止し、学生生活に制限をかけました。学生、保護者の皆さまには、多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げるとともに、感染された方々の一日も早い治癒をお祈りいたします。

 

 感染者発生を受け、本学は11月9日以降、両クラブに所属する学生を自宅待機とし、西宮市保健所の指導のもと、濃厚接触者の確認やPCR検査を実施してきました。18日に終了したPCR検査の結果、感染者はクラブ所属の学生、コーチ計53名でした。

 

 本学では後期授業から感染拡大防止に配慮しながら、遠隔授業と併用して対面授業を再開しました。消毒、マスク着用を徹底し、3密(密閉、密集、密接)を避け、アクリル板などでガードしながら、通常のキャンパスライフを取り戻す努力を続けてまいりました。後期授業開始と同時に、学生が登学し、キャンパスに学生の姿があることの素晴らしさを私たちも再確認する日々でした。と同時に、「withコロナ」の新しい生活様式に沿った学びの環境を、全学を挙げて構築している途中でもありました。

 

 両クラブの感染は、西宮市保健所から集団感染と判定され、同保健所の指導の下、施設内の清掃・消毒を徹底しました。加えて、学生、保護者の方々から学内での感染を心配する声を伺っており、キャンパス内での清掃・消毒の範囲をさらに広げるなど、感染防止策を実施しています。

 

  兵庫県は20日(金)、県内での感染者急増を受け、独自に定める警戒レベルを引き上げ、最も高いレベルとなる「感染拡大特別期」に入りました。

 

 今回の事態を真摯に受け止め、キャンパス内での感染防止の意識と行動をあらためて徹底させ、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う活動制限のガイドライン」に沿って、対面授業の再開に臨みます。クラブ活動については、集団感染に至った両クラブは11月末まで活動を禁止。他のクラブについても、感染を引き起こさないよう、対策を講じた書類の提出を求め、感染症対策委員会で審査のうえ、活動再開の可否を決定することとします。

 

 受験生のみなさまにもご心配をおかけしております。11月23日(月・祝日)の「総合型選抜入試(後期)」と「指定校推薦入試」は、会場を消毒し、3密を避ける工夫を徹底して実施します。安心して臨んでください。

 

 今後も引き続き、感染の拡大防止に全力で取り組み、これまで以上に「安心・安全」な教育環境の整備に努めて参ります。

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