短大健康・スポーツ学科の学生たちが、授業で健康づくりのコミュニティプログラムを提案しました。
2021/01/15
短大健康・スポーツ学科の授業「ウォークアンドラン」を受講している1、2年生21人が健康づくりのためのコミュニティプログラムを提案し、1月15日、プレゼンテーションを行いました。
この授業はウォーキングやランニング等、有酸素運動が持つ効果を理解し、年齢や健康状態に応じた運動種目や運動強度を設定して運動指導に生かすのが目的です。学生たちは基本的な知識や正しいフォームを学んだ上で、6グループに分かれ、高齢者や社会人など、ターゲットを絞って健康プログラム作りに取り組みました。
オリジナリティと訴求力を重視し、タイトルにも工夫を凝らしました。メークと運動を組み合わせた「若返りプログラム」、笑顔の健康効果を考える「Forever Smile」、ながらストレッチを提案する「運動嫌い&苦手な人集合」、ヒールで美しく歩く「Walking on heels」など。イラストや動きのあるスライド、実技を交え、プレゼンにも個性が際立ちました。
ベストプレゼンテーション賞は「Forever Smile」と「若返りプログラム」。「Forever Smile」は、笑うことが健康に及ぼすメリットを解説し、「足じゃんけん」や「新聞紙パンチ&キック」など自然に笑顔になる運動を提案しました。「若返りプログラム」は高齢者に外出を促すことを目的に、メークと運動を軸にプログラムを構築しました。参加した1年の高橋奈歩さんは「初めてのプレゼンは難しかったけれど、先生の助言や歩き方測定など体験も踏まえて提案をまとめました。コロナで遠隔授業が多い中で、グループで案を考え、資料を作る時間が楽しかったです」と話していました。
この授業は、本学の卒業生(文学部教育学科体育専攻1979年卒)で、アリゾナ大学名誉教授の本宮暢子非常勤講師が、アリゾナ大学で10年以上、地域の人に運動指導や栄養教育を行った経験をもとに指導しました。本宮非常勤講師は「よく考えたユニークな提案がそろいました。将来、スポーツや健康に携わる中で、この経験を生かしてほしい」と話しています。