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<日本語/English> 宝塚市立図書館の敷地内広場の活用に取り組んできた経営学科の学生が、図書館で最終発表会を行いました

2021/08/03

Students presenting their results in a project based learning about an open space unit at Takarazuka city library.

 

English below. 

 

経営学科の学生10人が実践学習として、4月から取り組んできた「宝塚市立図書館の誘客・交流創造プロジェクト」の最終発表会を、7月30日、宝塚市立中央図書館で行いました。5月に中間発表を行ったあと6月には市民向けのアンケートを実施し、その結果を踏まえて、兎組とユートピアチームの2つに分かれた学生たちが、それぞれの提案を発表しました。

 

兎組は10代20代の若者に向けて「開放感があり楽しさや学びを体験できるイベント」として「野外映画鑑賞」と「脱出ゲーム」を提案。映画上映では原作のあるものを選び、原作や作者の作品・関連テーマの本などを展示して手に取れるようにし、脱出ゲームでは休館日の図書館を活用し、図書館内や検索システムを活用する形で回答してもらうように考えました。ユートピアチームは10~20代の若者と近隣の子どもと主婦に向けて、中間発表で評価が高く、またアンケートでも需要が見込める数字が得られたマルシェとハンドメイドのイベントを企画。出店候補になる近隣の店舗やハンドメイド作家をリストアップして提案をしました。マルシェのためのキッチンカ―の活用や、ハンドメイドの事例と作り方を具体的に提示もしました。

双方とも図書館周辺施設の活用方法や広報、手配品の具体的な価格から予算内での実施の検討まで行い報告しました。

 

学生たちは「提案アイデアに現実性を持たせるのが難しかった。データ結果をアイデアに反映させるのが大変でした」「インターネットのみでは情報が少なく、フィールドワークの大切さがわかりました」「初めて経験することも多く、難しかったがよい経験になりました」「若い人に図書館に来てもらうために、同じ目線で考えることで様々な案を生み出すことができました」「アンケートを実施し、分析したのは初めてで貴重な体験になりました」と今回の経験を振り返りました。

 

宝塚市立中央図書館の方からは「アンケート結果をしっかり分析していて参考になります。イベントも図書館に興味がない人も興味を持ってくれそうな内容でした」「イベントに参加するだけでなく、その後の図書館利用につながるアイデアも考えられていてよかった」「コロナが落ち着いて対面イベントができるようになったら、ぜひ実現したいし、イベントの企画運営にも協力いただきたいと思います」と評価いただき、今後の活動にも期待がよせられました。

 

担当の高橋千枝子教授は「コロナ禍で現地訪問調査が延期になる中、想像だけでイベント企画案を検討するのは大変でしたが、定例ミーティング以外でも、積極的にグループワークを行い、中間報告で指摘・アドバイス頂いたことを反映した、イベント企画案を作り上げてくれました。学生達は苦労していましたが、商圏調査やアンケート調査など、思いつきではなく調査データから提案を導くプロセスを経験したことは今後役に立つはずです」と話しました。

 

Since April, students of Department of Business Administration have been working on attracting people to visiting the library using events and activities.

 

Ten students split into two groups and each presented their final ideas to each other.

 

One group focused on a target age group of teens to people in their twenties. Their ideas primary emphasized practial event that can be done in a spacious environment. So they came up with ideas for outdoor cinema and escape room activities. For the latter idea, the library was the location to host the event which will enable people to become familiarized with the facility.

 

Another group targeted the same age group as well as kids and housewives and took surveys to gain better statistics. They looked into making handmade objects and the use of food trucks too.

 

Both teams evaluated how to promote the library whilst keeping in mind of the cost.

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