<日本語/English>「甲子園歴史館」のリニューアルに向けて、経営学部の学生が企画提案の発表会を行いました。
2021/09/24
Students from Department of Business Administration gave a presentation of the project proposal on the renewal of the Koshien History Museum.
English below.
経営学科の2年生12人が実践学習として、2022年3月にリニューアルが予定されている「甲子園歴史館」について、リサーチと意見交換を実施、現状の甲子園歴史館を分析することで課題を発見しさらに解決策を検討して、9月17日に最終発表会を行いました。
4月のキックオフミーティングで「若年層やファミリー層の取り込み」と「歴史観の展示や、スタジアムツアーの満足度・認知向上」を目的として、活動をスタート。担当教員の本田一成教授がリサーチ技術の講習を実施、その後館内の見学・スタジアムツアーの体験を踏まえて学内でリニューアルプランを発表し、意見交換会を行いました。第2回の見学の後には現地スタッフとの意見交換会も実施し、甲子園歴史館の公式twitterで「#武庫女生オススメスポット」を発信するなどの活動も行い、若者への広報も検討しました。
発表会は3チームに分かれて、メンバーが一人ずつ資料を示しながら発表。まず問題点として、「子どもや野球に興味のない来館者には、展示の文字や表現がわかりにくい」「展示が変わらないので、リピーター獲得が難しい」「館内の撮影スポットがわかりにくい」「インスタ映えの撮影ポイントが少ない」などが共通して上がりました。改善案として、「フォトスポットを増やす/選手の等身大パネルを設置、インスタ映えするきれいな写真スポットを設けるなど」「イベントを実施/スタンプラリー、オリジナルユニフォーム制作コーナー・試着コーナー、VRバッティングセンター、高校野球プラカード体験など」「展示企画/選手のピックアップ展示、甲子園球場で活躍した人物(他球団含む)、時系列で展示を構成するなど」「集客企画/選手の訪問動画公開、子ども向けクイズをホームページなどで公開し調べるための来館を促す、郊外学習の訪問先の候補に、#付きでSNSに情報発信など」を、それぞれが具体的に発表しました。
グループの発表ごとに、甲子園歴史館のスタッフから「フォトスポットでは自撮りをする前提か」「オリジナルユニフォームでのワッペン提供などは有料でもやりたいか」「野球に興味のない人にも読まれる展示内容とは」など具体的な質問や確認がありました。最後に「来年のリニューアルに向けて、みなさんのアイデアをどう活かせるか、歴史館内でも議論していきます」と企画の実施に前向きな発言がありました。本田教授は「実践学習は経営学部の教育を象徴する授業で、参加学生の達成感がすごい。コロナ禍でずいぶん苦労もあったが、甲子園歴史館の新しい門出に学生たちの努力を添えることができてよかった」と活動を総括しました。
Koshien History Museum is scheduled to go under restoration in March 2022. To commemorate it, 12 students participated in Project Based Learning where they conducted research, exchanged opinions and analyzed current issues and considered solutions. Final presentations were held on September 17th. Since the start of April, meetings were held to discuss how to raise awareness and interest for people to pay a visit to the museum. The instructor in charge, Professor Kazunari Honda aided in research technology training for the students.
The students were split into 3 groups, and each member in it presented their findings with supporting materials. Professor Honda claimed “for the students of this department, it is a crucial for the students to experience PBL. It’s almost symbolic. Students are able to gain a great sense of accomplishment and it was encouraging to witness that. Although with the pandemic, we experienced some difficulties, I’m glad the students were able to come together to start a new beginning with Koshien History Museum.”