<日本語/English> 冷凍弁当のレシピを考案する「学内レシピコンテスト」のポスター発表と審査発表会が行われました。
2022/01/11
“School Recipe Contest” presentation day.
English below.
管理栄養士・栄養士を目指す食物栄養学科の3年生26人が、冷凍弁当のレシピを考案する「学内レシピコンテスト」のポスター発表と審査発表会が、1月8日、栄養科学館で行われました。学生たちは昨年11月に調理実習会を行い、各々の考案したレシピの調理、献立の写真撮影などのポスター発表の準備を経て、学内レシピコンテストに臨みました。
このコンテストは、冷凍弁当製造会社(株)ティーケーシン(西宮市鳴尾浜)が発売する冷凍弁当のレシピを開発し、「おいしい、バランスの良い手作りごはんで、健康寿命を延ばそう!」をテーマに、学生が食べる喜びを想起するレシピを考案します。レシピの条件には、普通食と治療食の2種類を考案すること、また、栄養量やコスト等にも制限があり、調理の簡便性が求められます。
審査には、食物栄養科学部 高橋享子学部長、食創造科学科 松浦寿喜学科長、(株)ティーケーシン専務取締役 福本正也さん、メニュー開発担当 安見博志さん(食物栄養学科 林宏一学科長は事前投票の上、公務のため欠席)、らが参加し、学生が作成したポスター発表を採点しました。また、「学生賞」は11月の調理実習会後の試食を通して、学生同士が審査と採点を行い、選出しました。
審査の結果は以下の通りです。(チーム名)
【最優秀賞】5班「チームC」
【優秀賞】1班「ふーりんのへたのぶぶん」、6班「京阪神トリオ」
【学生賞】5班「チームC」
【ティーケーシン賞】1班「ふーりんのへたのぶぶん」、2班「NST(Nutrition相談 隊!)」
【奨励賞】3班「Teamタパタパタパス」、4班「ピョニッチャ」
【TA賞】最優秀賞5班のサポート 丸児紗也佳さん(食物栄養学科4年)
最優秀賞を受賞した学生は、「大学の授業を受けているだけではわからない貴重な経験をさせていただきました」「大学で学んだ知識を集めて、栄養強化だけではなく見た目にも工夫して献立を考えました。チームの5人で協力した結果、受賞できてよかったです」と喜びを語りました。
(株)ティーケーシン専務取締役 福本さんは「学生さんのおもしろい発想のものを選びました。商品化には高いハードルがありますが、今年の秋までには販売し日本全国に届くようにしたい」と話しました。高橋学部長は、「病院の治療食は安心安全かつ、おいしくなければ喜ばれません。また、これからは病院や施設の中だけでなく、一般の生活の場で予防栄養の立場から食事を提供していく時代です。管理栄養士として給食マネジメントを考えられるように、さらなる経験を積んでください」と講評しました。
指導にあたった福田也寸子教授は、「みなさんがレシピコンテストに真摯に取り組む姿勢を、うれしく思います。良い発表を聞かせていただき、感動しました。学生さんの潜在能力は高く、今後もレシピコンテストを続けていきたいと考えています。ものをつくる楽しさ、喜びを忘れず今後の飛躍につなげてください」と期待を込めました。
選ばれた優秀作品は、本学の栄養科学研究所主催の認知症予防教室の栄養講座で教育媒体として使用されます。ティーケーシン賞を受賞した2つのレシピが、今後冷凍弁当として商品化される予定です。
Twenty-six third year students of the Department of Food and Nutrition, who are currently studying to become registered dietitians prepared for the Campus Recipe Contest that was held on January 8th. Back in November of last year, the students undertook in PBL, and since then they have kept busy with preparations for poster presentations and taking of photos.
In the contest, the students worked towards developing a recipe for frozen bento for a local store that manufactures frozen meals, T.K.S. Co., Ltd. based in Naruohama, Nishinomiya city. The students are devising a recipe for the new frozen meal that is well-balanced, delicious homemade frozen meals which could even extend one’s life expectancy.
For the judging of the poster presentations, the names of the panelists are as follows; Dean Kyoko Takahashi from the Faculty of Food and Nutrition Science, Dean Toshiki Matsuura of Department of Food Creation Science, Mr. Masaya Fukumoto - Senior Managing Director of T.K.S Co., Ltd and Mr. Hiroshi Yasumi in charge of menu development.
A student who were given an award said “I was able to gain a real life experience that can’t be measured in classes.” Another added, “By applying what I learned at school, I thought about menus not only for dietary reasons but on its presentation too. I believe that it was the combined effort of all 5 members that led to this award.”
A selection of work by students will be used as an educational medium in the nutrition course of the dementia prevention class sponsored by the Institution of Nutritional Science at MWU. The menus that won the award will be manufactured as a part of frozen lunch boxes in the future.